西野亮廣が語る予測は経験の積み重ね

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この記事は1年前のオンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所の過去記事です。
2019年2月26日

おはようございます。

28日までしかない『2月』を見る度に、「31日まである月を30日にして、もっとイイ感じにバランスがとれないものなのかなぁ」と思うキングコング西野です。

突然ですが、「名言集」といっても過言ではない漫画『スラムダンク』で、僕が一番好きな台詞は、天才的な運動神経で数々のピンチを乗り越えていく主人公・桜木花道に向けて、神奈川No.1プレイヤー牧紳一の台詞です。

「ふつうディフェンスは相手の動きを予測するものだ。それは動物的カンでも何でもなく……経験だ」

この世界に入ってみると(たぶん、どの世界でも)、もう、これに尽きるんですね。

「これをやったら上手くいくよ」というアドバイスに関しては、本人の“やりきる力”みたいなものが必要になってくるので、上手くいかないこともありますが、

僕は「これをやったら失敗するよ」というアドバイスは100%当てることができます。

「時速300キロでカーブを曲がると、コースアウトしちゃうよ」といった至極当たり前のアドバイスですが、素人はコースアウトの経験をしていないので、「それでも挑戦したい!」という勇者スイッチが入り、周りを巻き込んだ事故を起こします。

一人で死ぬのなら好きにすればいいですが、周りを巻き込む事故となると、それは「挑戦」とは呼ばず、ただの「無責任」です。

牧さんが言うように、『予測』というのは動物的カンではなくて、経験の積み重ねです。

ただ、気をつけなければいけないのは、この経験の積み重ねによる『予測』には必ず“旬”があって、大きな成功体験をいつまでも引きずっている人の『予測』は見事に腐ってしまって、まるで当たりません。

長年、一線でやれるチームのリーダーに一番必要な能力は「託す力」だと思います。

贔屓目抜きにして、たぶん今の僕は“旬”なのだと思います。

「このイベントは成功する」「このイベントは失敗する」は勿論のこと、「この本は◯◯部売れる」「このクラウドファンディングは◯◯円集まる」「この広告の出し方だと、これぐらいバズる」といった数字まで鮮明に見えています。

なので、

僕がお請けして進めている仕事に対して、クライアントさんが「もっと、こうした方がお客さんに届くと思います!」と意見してくる度に、数字(集客や売り上げ)が落ちていくのがハッキリと分かるので「全然いいですけど、御社が求めている数字は確実に落ちますよ」と(マネージャー経由でヤンワリと)お伝えした上で、仕事を進めます。

この時、ツライのは『ABテスト』(=「西野亮廣に全てを任せていたら、これぐらいの数字が出せていましたよ」という比較)ができないこと。

少なくとも今の僕は、黙って丸投げしてくだされば、確実に成功させます。

スカウターのように「数字」が見えているので。

ただ、これも“旬”だからで、向こう5~6年はこれで乗りきれますが、その先は確実に「数字」が見えなくなってくいくので、とっとと次にバトンを渡します。

田村Pの仕事を見ていても、仕事相手に対して「ここで、こんなことをしたら、こうで、こうで、こうなって、それがこんなコトを引き起こしてしまうから、こうなってまうやん!なんで、そんなことも分からへんの?あんたアホなん?」というアドバイス(ほぼ悪口)を言っていて、これが見事に的中するわけですが、それもいつかは翳りますので、僕らのチームがやらなければならないのは若手育成で、行動力がある若手にバンバン仕事を任せていこうと思います。

(田村wiki=https://wiki.otogimachi.jp/%E7%94%B0%E6%9D%91P)

ゴールデンウィークに開催する新作個展『チックタック光る絵本と光る満願寺』の仕切り(リーダー)を、若手のサロンメンバーの誰かにガッツリとギャランティーをお支払いして、任せてやろうかしら。

たぶん、僕の周りにいる鬼みてぇな連中にメチャクチャしごかれるだろうけど、そういう経験は早いうちにしておいた方がいいと思います。

僕だって右も左も分からない20歳の時に『はねるのトびら』のMCを任されたんだもん。

やる気がある若手がいたら、名乗り出てね。

もちろん、選ばせてもらうけど。

現場からは以上でーす。

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