西野亮廣が光の使い方を!

この記事は1年前の西野亮廣エンタメ研究所の記事です。
2019年3月26日

おはようございます。

母親から、「ねぇ、あっくん……お母さん、空いている日にでも、プペル美術館の土地の草むしりをやっといた方がええんやろか?」と連絡をいただいたキングコング西野亮廣こと「あっくん」です。

さて。

今日は『リアリティー』についてのお話をしたいと思います。

僕は絵本でファンタジー(嘘)を描いているわけですが、嘘に嘘を重ねてしまうと薄っぺらい作品になってしまうので、物語自体は「作り話(嘘)」ですが、世界観の辻褄や、背景などは、それなりにリアルを追求しています。

その中の一つに『光』があります。

「リアルな光って何だろう?」という問いです。

いろいろ考えてみたのですが、そういえば僕らはテレビやInstagramなどで『絶景』を見ています。

えっと、もう少し詳しく言うと、僕らに感動の夕陽を見せてくれるのは『アナザースカイ』や『ウルルン滞在記』やインスタグラマーで、つまるところ、現代人は“レンズ越しに世界を見ています”。

僕が絵本で『光』を描く時は、『フレア(=強い光の影響で写真がぼやっと白くなってしまったり、光の玉が出現してしまう現象)』を描くのですが、『フレア』は現実世界では存在せず、レンズ越しの世界ではしか存在しません。

ですが、現代人はレンズ越しに世界を見ている機会が多いので、「現代人にとってのリアルな光は『フレア』がある」と判断しました。

リアルは変わる

必ずしも「生=リアル」というわけではなく、たとえばInstagramがコミュニケーションツールになった世界では、「写真っぽい=リアル」になります。

他にも、「メルカリで売られる商品が売れる」世界になると、『セール品』なんてのは現実離れしてくるわけで、つまるところ、

「デバイスによってリアルは変わる」

というのが僕の考えです。

常識を知っているから非常識がコントロールできるように、リアルを知っているからファンタジーがコントロールできるので、ファンタジーを作る人間は常に『今のリアルとは?』というアンテナを張っておかなくちゃいけないのだと思います。

こうして文章を書いている今も、「10年前まで、人間は、ここまで親指を使っていなかったなぁ」と思いながら、親指が器用に動かせるようになったことで起こる世界の微妙な変化を探しております。

現場からは以上でーす。

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