インスタ映えの次に来る世界を西野亮廣が!

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この記事は1年前のオンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所の過去記事です。
2019年4月23日に

おはようございます。

後輩に海外旅行をプレゼントしようと思ったら、後輩が寝坊して海外旅行を受け取ってもらえなかったキングコング西野です。

ところで。。

少し自画自賛になりますが、昨日のウチのチームの感じ最高じゃなかったですか?

僕が「システムは改善するけど、犯人探しはしない!」と決めたら、皆さんが自発的にクレジットカードの期限を調べて報告してくださって、ネガティブな感情が1ミリも発生しなかった。

ここでは僕は一応、リーダーを務めさせていただいておりまして、「チームの利益」を考える立場にあります。

昨日、「誰も責めない」と旗を振った瞬間に、全員が前に向かってくれて、結果的に「チームの利益」が上がりました。

「こういう時は、こうすればいい」という勉強になりました。ありがとうございます。

さて。

今日は『インスタ映えの終焉』について、少し、お話したいと思います。

スナック『Candy』五反田店で実験的に始めた「スマホ没収」作戦!

先日、スナック『Candy』五反田店で話していたら、コッソリと動画を撮っている方がいらっしゃったんですね。

(※胸の前でスマホを立てて盗み撮りをする姿は、あまりにも不自然だからバレますよ)

べつに他人の悪口を言っていたりするわけではないので動画が出回っても構わないのですが、あの日あの瞬間は、SNSに向けて喋っていたわけではなく、一緒にお酒を呑んでいる仲間に向けて喋っているわけで、話し口調も公なものではなく、少し砕けています。

でも、スナックって「砕けていい場所」じゃないですか?

たとえば愚痴を言ったり、たとえば可愛い子を口説いたり…そういったダラシナイ自分が出せる場所で、「もしかすると、これがSNSで流されるかもしれない」と背筋を伸ばしながらお酒を呑むのがあまりにも居心地が悪くて、試しに、スナック『Candy』五反田店の入り口で“スマホを没収”することにしてみたんです。

銭湯の入り口で靴を没収されるノリです。

すると、どんな変化が生まれたかというと、たとえば『天才万博』の舞台セットを説明する時に、画像が出せないもんだから、相手がイメージできる言葉を真剣に選んで、それに加えて、身ぶり手ぶりで説明するしかないんです。

つまりコミュニケーション量が増えたんですね、

スマホを没収されたことによって、強制的にコミュニケーション量が増え、結果、お客さん同士がメチャクチャ仲良くなるんです。

ここで僕個人的に思い出すのは数年前のフランス旅行です。

一週間ほど滞在する予定で、フランスに行ってみたところ、初日にスマホを盗まれてしまいました。

「これも何かの縁だな」と思って、スマホを買い換えることはせず、スマホがないフランスを一週間ほど経験してみたんです。

よくよく考えてみたら僕はフランス語を話せませんし、凱旋門までの道のりも、地下鉄の駅の場所も知りません。

レストランに入ってみても、全部フランス語で、何のこっちゃわかりません。

その環境で生き抜くには必死で頭を使って、恥や外聞を捨てて、懸命にコミュニケーションをとらなければなりません。

結果、そのことが強い思い出となって残り、僕の中では、今でも一番楽しかった海外旅行はフランスです。

当然、スマホが無いものですから、写真は一枚も残っておりません。

インスタ映え<満足度

インスタ映えを狙う理由は『拡散』にあると思います。

「こんなオシャレなお店があるんだ。ちょっと行ってみよう」ですね。

もちろん『インスタ映え』には、その効力はあると思いますが、猫も杓子も『インスタ映え』を狙って、今、ネット検索の世界はインスタ映えスポットで溢れかえっています。

インスタ映えスポットの数が増えれば、当然、自分のインスタ映えスポットな見つかりにくくなるわけで、『インスタ映え』の効力は年々弱まっているように感じます。

そこで台頭してきたのが「撮れないけど、満足度がメチャクチャ高い場所」です。

『映画館』に近いですね。

「インスタ映えでバズらせにいくより、クチコミでバズらせにいった方が『インスタ映え』が溢れかえった時代では効率的」という話っす。

「現場にいるお客さんの満足度を優先する」という至極当たり前のこの流れは、今後、加速していくと思います。

大流行したInstagramの揺り戻しがきているのだと思います。

現場からは以上でーす。

【追伸】

僕がいつも髪を切ってもらっている南青山の美容室『NORA』さんで、『チックタック~約束の時計台~』の巨大パネルの展示が始まりました。

髪を切るついでに、お楽しみください。

http://www.nora-style.com/nora/

入会ページのリンクはこちら

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