この記事は1年前のオンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所の過去記事です。
2018年6月23日
「『しるし書店』って、どうして今は赤字でも構わないですか?」と訊かれたので、お答えします。
まず、具体的な数字の話をすると、ナンジャカンジャ言って、ユーザー数は微妙に増え続けていて、それに合わせて、サービスの利益も微妙に増え続けているんですね。
グラフが右肩上がりなので、“現時点での『赤字』”なんて本当に大した問題ではないと考えています。
んでもって…
『しるし書店』で見ているのは「全体の売り上げ」などではなく(全体の売り上げが赤字なら、どこで売り上げを作って、カバーすればいいと思っています)、これまで数値化されずに、世に出れなかった「信用持ち」の存在です。
昨日、キャンディーのママの「もんちゃん」が出した“しるし本”が、3万円で売れました。
彼女は普段から献身的(利他的)に働いていて、間違ったことがあると「それは違うと思う」とハッキリ怒ります。
それが彼女の信用へと繋がり、“もんちゃんの視点”が3万円になりました。
これまで、広さ(フォロワー数)はお金になりましたが、深さ(信用度)は、なかなかお金になりませんでした。
ところが、『しるし書店』によって、「広さは持っていないけれど、深さを持っている人」が食べていけるようになってきていて、僕は、そこに価値を見い出しています。
「なるほど。『しるし書店』によって自分の“深さ”って仕事になるのね」と気づいてもらえればよくて、それは時間が解決してくれることなので、現時点での赤字は、まるで気にしていません。
強がりに聞こえますが、マジです。
極論、「そこに救える人がいれば勝ち目がある」と思っています。
あと、めちゃめちゃイヤらしい話ですが、『しるし書店』は“話のネタになるサービス”なので、ああいうサービスをやっていると「なんか、西野のやっていることって、面白くね?」となり、オンラインサロンのメンバーが増えて、そこで回収できます。
『しるし書店』は明らかな勝ち戦なので、様子を見ておいてくださいな。
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