この記事は1年前のオンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所の過去記事です。
2018年7月8日
先日、大吉先生と呑んでいた時に、大吉先生から「TVを夢中になって観ていた時は、何歳のタレントにチャンネルを合わせてた?」と訊かれました。
僕は、学生時代、
千原兄弟さんがMCを務められていた『すんげ~BEST10』にチャンネルを合わせて、
FUJIWARAさんと2丁拳銃さんがMCを務められていた『吉本超合金』にチャンネルを合わせて、
ナインティナインさんの『めちゃイケ』にチャンネルを合わせていました。
皆、僕よりも10歳ほど年上のお兄さん達です。
中田カウスボタン師匠や、オール阪神巨人師匠が圧倒的に面白いことは分かっていましたが、そういった師匠方にチャンネルを合わせることはありませんでした。
そのことを大吉先生に伝えると、
「やっぱ、そうだよね」
と返ってきて、その後に、こんな言葉が続きました。
「僕らって、学校の先生の話より、“少し歳上”のお兄さんの話を聞いていたじゃない?
つまり、僕らの中では『クオリティー』よりも、『少し歳上』の方が勝っている。
歳が離れすぎると“他人事”になるんだろうね。
『若者のテレビ離れ』なんか起きて当たり前で、今、テレビには『オジサン』しか出ていないじゃない?
当時の西野がカウスボタン師匠やオール阪神巨人師匠にチャンネルを合わせなかったように、オジサンしか出ていない今のテレビは、若者からすると圧倒的に“他人事”で、その溝は『クオリティー』では埋められないんだよね」
膝を打ちまくりました。
『クオリティー < 年齢差』は、「まさに!」で、僕のビジネス書がヒットしているのも、僕の年齢に起因している部分が大きいと思います。
僕が65歳であれば、『革命のファンファーレ』は10分の1も売れなかったように思います。
今、僕は「大勝負を仕掛ける世代の少し歳上」の恩恵を受けていますが、このボーナスステージには必ず制限時間があるので、『生き方や、仕事の作り方や、大切なお金のことを教えてくれるお兄さん』はホドホドにして、歳をとることがない作品(キャラクター)ビジネスを強化していこうと思っています。
先日のタイでも新作を一本書きましたが、きっと僕が一生付き合っていくキャラクターは、あの『ゴミ人間』なのだと思います。
絶対にミュージカルを作ります。
20年後も30年後もバッキバキに通用するやつ。
【追伸】
ベトナムなう。
今日はこれからマレーシア。夜は札幌に移動します。
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