名前の由来

この記事は1年前の西野亮廣エンタメ研究所の記事です。
2019年5月31日

おはようございます。

本屋の『ジュンク堂』の名前の由来が、創設者の「工藤ジュン」さんから来ていることを最近知ってメチャクチャ驚いたキングコング西野です。

『SUNTORY』も、そんなノリでしたよね、たしか。

さて。

基本的には暇なので、いろんな国を転々としているのですが、中国は言うまでもなく、タイやベトナムやフィリピンなどのアジア諸国に行ってみると、「やるぞ!」といったヤル気と希望と若さで溢れていて、とても元気です。

「ありゃ?去年、ここってスラム街じゃなかった?」という場所に、立派なビルがポコポコ建ち、シムシティーを上回るペースで町の景色が毎年変わっています。

一方、我が国ニッポンはどうでしょう?

ニュースでも散々耳にされていると思いますが、日本が世界の成長から取り残されて、そこそこ貧しい国になることは概ね決定しています。

このことに憤る人もいらっしゃいますが、「大きく勝った人達が『勝ちパターン』から次に行けず、負けの季節を迎える」というのは、国に限らず、どの業界でもあることで、これはもう人間が抗うことができない一種の『自然現象』だと僕は捉えています。

「抗えない」という表現には少し語弊があって、抗おうと思えば抗えるのですが、個人的には「抗う」という運動はあまり賢い選択だとは思えなくて(なんかコスパ悪そうだもん)、どっちかというと、この向かい風を最大限利用して、逆転の機会を狙う方がお好きです。

つまり、「日本は『貧しい集落』になるんだから、『貧しい集落』なりの戦い方を考えた方が良くね?」です。

もともと「美味しい魚」以外の資源が無い貧しい国ですから、貧乏人ならではの戦略は肌に合っているハズです。

さて、日本に生きる僕らはどう生きていけばいいのでしょうか?

こんな時、僕はいつも「ゼロ→1」で考えるのではなくて、「同じような目に遭った先人が、この局面をどう乗り越えたか?」をリサーチするようにしています。

そこで、ここ3~4年注目しているのが、日本の集落に昔からある『結(ゆい)』という文化です。

メチャクチャ雑に説明すると、「皆で順番に助け合って、皆で順番に勝たせましょうねー」というノリです。

有名なところだと、白川郷の合掌造りの家の屋根の葺き替え(リフォーム)ですね。

合掌造りの屋根(茅葺き屋根)の葺き替えって、メチャクチャお金がかかるんです。

内訳は、ほぼほぼ人件費なのですが、その額が1000万円や2000万円といったレベルです。

そんな大金を、普通のお家が払えるハズがありません。

そこで、白川郷の人達が出した答えが「屋根の葺き替えは、どうせ皆の家でやることになるんだから、だったら全員参加で、皆の家の屋根を順番に葺き替えていこうぜー!」だったのです。

こうすることで、ゼロ円で自分の家の屋根の葺き替えができるようになったわけです。

面白いことに、この『結(ゆい)』という文化は、口裏を合わせたわけでなく、日本各地の集落で、自然発生的におこなわれていて(沖縄だと『ゆいまーる』)、日本の貧しい集落は『結』で乗り切ったんですね。

さて。

この『結』のノリ……現代にある“何か”に似てると思いません?

勘の良い方はお気づきかと思いますが、そうです、『オンラインサロン』です。

インターネットによって遠く離れた人とも繋がれるようになり、『オンラインサロン』によって集落を結成することが可能になりました。

クラウドファンディング『SILKHAT』のサイトを見ていると、サロンメンバーが順番に企画を立ち上げて、他のサロンメンバーが順番に支援をしたり、宣伝をしたりしています。

今、ニューヨークでおこなわれているイシちゃんとホームレス小谷の個展もそうです。

イシちゃんや、ホームレス小谷は、自分を支援してくれた(ニューヨークに連れてきてくれた)人達を、今度は助けに行くことでしょう。

『オンラインサロン』というのはインターネット上の『集落』であり、『結』であり、ここにきて『オンラインサロン』が注目されはじめたのは、今の日本の現状を翻ると、必然の流れなのかなぁと思います。

国の調子が良ければ、集落なんて組まなくてもいいので、ここに他の国には生まれない日本独自の新しい文化が生まれ、それが大きな武器になるのだろうなぁと期待していますし、期待するだけでなく、率先して形にします。

現場からは以上でーす。

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