『単利的な仕事』と『複利的な仕事』

この記事は1年前の西野亮廣エンタメ研究所の記事です。
2019年6月4日

おはようございます。

「すべり台に勝るエンターテイメントは無い」と言い切っているキングコング西野です。

さて。

お金に明るい人からすると今更な話かもしれませんが、『単利』と『複利』というものがあります。

常に元本に対して利息がつくのが『単利』で、

利息が元本に加算され、次の利息がつくのが『複利』です。

メチャクチャ分かりやすくいうと、

グラフが右肩上がりに真っ直ぐ伸びるのが『単利』で、

グラフが弧を描くようにギュイーンと上に伸びるのが『複利』です。

これ以上の説明は無理なので、ググれカス。

…失礼しました。ネットで調べてみてください。

僕は皆さんと同じように1日24時間しか持っていないクセに、自分よりも80年ほど先に活動をスタートされたウォルト・ディズニー先輩を追い越そうとしているので、結論申し上げますと、複利的にスケールアップしていく仕事を選び続けるしかないわけですね。

仕事を選ぶ時に、見なきゃいけないのは、ギャランティーや短期的な露出ではなくて、その仕事が『単利的な仕事』か『複利的な仕事』か、という部分です。

今日の話は、どうやらココがポイントですね。

目の前にある仕事を『単利的な仕事』か『複利的な仕事』かで分けていくわけですけども、たとえば「タレント業」は、どちらかというと『単利的な仕事』になりますね。

どれだけ頑張っても、元本(自分の時間)が増えないからです。

有名人であろうが、無名人であろうが、人間の時間というのは1日24時間の365日と決まっていて、このルールは10年も変わりません。

タレントは自分の時間を販売するモデルなので、元本が増えることはなく、グラフが弧を描いてギュイーンと上がることはありません。

シビアな話をすると、どれだけ成功しても、一直線の右肩上がりで、一定のところ(自分の時間を全て販売したところ)で、成長は止まります。

『ビジネス書』も単利的ですね。

5年前のビジネス書を買う人なんていないので、執筆の都度、自分の時間を捧げなくちゃいけない(※堀江さんのような特殊な例は別として)。

箕輪さんが見事なのが、著者のファンを新刊を出す都度「箕輪コミュニティー」に誘導して、ビジネス書を出せば出すほど箕輪さんの信用度(箕輪コミュニティーの戦闘力)が上がるので…つまり、元本が増えるので、これは複利的です。

堀江さんや箕輪さんは特例中の特例で、ビジネス書の出版というのは基本、単利的なアクションです。

キングコング西野が、ビジネス書を出せばコンスタントに10万部~20万部は売れるくせに、「しばらくビジネス書は出さない」とか言って調子に乗っている理由は、ここですね。

「元本が増えないアクションは、長期的に見ればマイナス」という判断です。

一方、『絵本』はどうでしょう?

半世紀前に出版された『はらぺこあおむし』は、今日も売れています。

僕自身もありがたいことに、10年前に出した『Dr.インクの星空キネマ』を皮切りに、過去作は全て重版がかかり続けています。

お母さんは「アタリが約束されている絵本」を選ぶので、『売れた絵本ほど売れる』という状態に入ります。

売れれば売れるほど元本(=この場合だと「この作品はアタリだよ」という『作品の信用』)が増えるわけですね。

つまり、絵本というのは『複利的な仕事』です。

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話をまとめます

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くれぐも言っておくと、「『単利的な仕事』はダメで、『複利的な仕事』はイイ!」という話ではなくて、大切なのは、今の自分が抱えている仕事が『単利的』か『複利的』かを把握しておくことで、何の為に自分は『単利的』な仕事(僕の場合ならビジネス書)をやっているのかを理解しておくことだと思います。

このポイントを押さえずに、ただ目の前にある仕事をこなしてしまうと、「ありゃ?なんで僕の仕事は大きくなっていかないんだろう?大きくなっていく人と何が違うんだろう?」という迷いにぶつかっちゃうので、一度、自分の仕事は元本が増えているかどうかを考えてみてはいかがでしょうか?

現場からは以上でーす。

【追伸】

昨夜、ブロードウェイミュージカル『ハリー・ポッター』を観に行きましたが、プロジェクションマッピングの塩梅が最高すぎました。

めちゃめちゃイイ舞台だった。

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