才能のプラットフォーム

この記事は1年前の西野亮廣エンタメ研究所の記事です。
『老い』

2018年11月11日

こんにちは。

西野亮廣こと『絶倫』です。

さて今日は、『30年後もエンターテイメントの一線で戦う為に、やっておかなくちゃいけない改革』についてのお話です。

薄々お気づきかとは思いますが、まだまだ規模は小さいものの、とはいえ昔に比べると、世間の理解も追いついてきて、キングコング西野は「脂がのっている時期」だと思います。

作品を出せば売れるし、アイデアは止まらないし、そこそこ無双状態で、腕力にまかせて毎日ブイブイ言わせちゃってます。

ただ一つたしかなことは、「腕力には必ず終わりがくる」ということです。

昨日、出版社の方と話していたのですが、ここ数年の東野圭吾さんの小説の初版部数は6~7万部程度で(いや、それでもスゲーんだけど)、売り上げのみならず、内容面でも落ち込んでいるそうです。

『老い』ですね。

『白夜行』の頃のような無敵感が今の東野圭吾に無いことは、御本人も周りのスタッフも絶対に気づいていて、しかし、気づいた時には「時すでに遅し」で、完成されてしまった立場を改革する勇気も体力も無いはずです。

こうしてこれまで、たくさんの才能が時代と合わなくなっていき、緩やかにフェードアウトしていきました。

無敵モードに突入した時は、面白いように結果が出るので「このまま、ずっと走れる」と思ってしまうのですが、どっこい、必ず終わりがきます。

今の僕も必ず終わりがきます。

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終わらせない

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先日、小説『えんとつ町のプペル』の執筆にとりかかりました。

9割ほど書き終えて、あらためて自分の文章を読み返して「下手だなぁ」と思ったのですが、たとえば今日から3ヶ月間本気で人気作品を読み漁れば、玄人を唸らせるぐらいの筆力を手にすることは可能だと思います。

(僕、「やる」と決めたら、本当にビックリするぐらいやるんで)

そこで一旦筆を置いて、鬼のように人気作品を読み漁ってやろうかと思ったのですが、「ん?…あれ、ちょっと待てよ」と。

「そこで筆力を手に入れたとしても、その力はいずれ『老いる』んじゃね?」

僕がやらなきゃいけないのは、30年後もエンターテイメントの一線で戦うことで、ゴールをそこに設定した時に、鍛えなきゃいけないのは「筆力」なのかな?いいや、違う!

絶対に違う!!

僕が手に入れなきゃいけない『力』は、「その時代その時代の才能が集まってくる力」で、今の僕がやらなきゃいけないのは、他のクリエイターを腕力で押し倒すことではなく、「才能のプラットフォーム」になる努力です。

そこで。

僕が今、絵本を分業制で作っているように、小説も分業制で作ってやろうかなぁと思っています。

「ゴーストライター制」にするのではなくて、絵本同様、エンドロールで参加作家の名前をキチンと出す。

名前を出すことで、「西野の作品に参加してを売る」という、常に新しい風が入ってくる流れをつくる。

SMAPさんがやられていたことを、小説でやっちゃおうかと。

「西野は何もしてねーじゃねぇか!」と世間が騒ぎだしたら、勝ちですね。

西野ではなく、参加作家さんにポイントが入るので。

絵本の分業制のハンドリング技術は手に入れたので、次は小説ですね。

なんなら、オンラインサロンには、僕が一人で書いた小説『えんとつ町のプペル』を公開して、世の中には分業制で書いた小説『えんとつ町のプペル』を発表して、「読み比べられる」という特典をサロンメンバーにつけると面白いかも。

【業務連絡です】

幻冬舎の袖山さん、分業制で小説『えんとつ町のプペル』を作ることは可能ですか?

可能であれば、すぐにとりかかりたいっす。

宜しくお願い致します。

《追伸》

ビジネス書は一人で書いた方が圧倒的に早いし、これからビジネス書を書く技術を身に付けなきゃいけないわけでもないので一人で書きますし、ビジネス書からは10年以内に撤退しようと思います。

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