この記事は1年前のオンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所の過去記事です。
「10万人収容のスタジアムと10万人の観客は用意するから、華麗なプレーで観客を感動させてください」
2018年11月12日
おはようございます。
西野亮廣こと「ハンサムの無駄使い」です。
昨夜放送の『EXD44』(テレビ朝日)は御覧いただけましたでしょうか?
サロンメンバーの皆と地上波でワイワイやれたのは、とても良い思い出です。
また、やりましょうね。
※自腹で100万円企画を走らせた小澤Dのレターポットがコチラ↓

(実は昨日の企画が、小澤Dのディレクターデビュー作品だったのです。おめでとうございます)
あの曲(Shine On Me)、CDにしたいっすね。
ヤナエルさんと相談しときまーす。
さてさて。
新作をポコポコ生み出しながらも、映画『えんとつ町のプペル』や『えんとつ町のプペル美術館』や『えんとつ町のプペルホテル』や『えんとつ町のプペルVR』と、やたら『えんとつ町のプペル』に、しがみついています。
自分のことを描いた作品だから、それだけ思い入れが強いというのもありますが、『親子愛』&『星を見上げる』というド定番&直球ストレートに、世界のフィールドで戦える手応えを感じておりまして、「この作品は一生かけて付き合っていく」と決めた次第であります。
そんなこんなで、昨日もお話ししました小説『えんとつ町のプペル』でございます。
昨日、「小説の分業制を確立させる」と豪語したものの、「『小説の分業』って、どうやればいいの?」という問題があります。
そこで、さっそく幻冬舎の袖山さんに声をかけて、昨夜24時半から、小説『えんとつ町のプペル』の分業化についての打ち合わせ。
袖山さんと「やっぱ、そうだよね」と意見が合致したのは、「すべての作家は老いる」という点。
ご多分に漏れず「西野亮廣も」です。
そのことを受け止めて、西野亮廣がやらなくちゃいけない(引き受けなくちゃいけない)のは、昨日もお伝えしましたが『才能のプラットフォーム』になることで、間違っても『自分の腕力だけで他を圧倒する作家』にはならないということです。
つまるところ、「10万人収容のスタジアムと10万人の観客は用意するから、華麗なプレーで観客を感動させてください」とプレイヤーにバトンを渡すのが僕の役目ですね。
とはいうものの、小説の場合、執筆作業をどのように分担すればいいのでしょうか?
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『骨組み作業』と『肉付け作業』
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たぶん、綺麗に仕事が分けられるとするのであれば、『骨組み作業』と『肉付け作業』で、小説『えんとつ町のプペル』の場合は、すでに骨組みは出来上がっているので、「この物語をどう見せていくか?」という『肉付け作業』を作家さんに依頼するのが綺麗だと思います。
んでもって、ここで難しいのが、「ジャガイモは作ったから、これを料理してください」というのがコチラの意向なのですが、作家さんは往々にして「ジャガイモから作りたがる」んです。
ナンジャカンジャ、作家さんは『我』が強いので。
ジャガイモから作るのだったら、「それはもう、あなた個人の作品の中でやってくださいよ」という話で、求めているのは「ココからココまでを私がやりますので、ソコからアソコまではお願いします」という分業制の生産ラインを頭と身体で理解できる作家さんで、「日本で、それができる作家さんって、誰だろう?」と袖山さんと話し合った結果、「坪田先生」と「はあちゅうサン」の名前が挙がりました。
絵本同様、当然、翻訳して海外に持っていくことを前提に作るので、翻訳時に誤差が発生する表現は御法度。
そのことを割りきれるビジネス脳を搭載していて、かつ、「魅せ方」や「面白がり方」や「説明能力」に長けている作家さんですね。
あと、「西野亮廣より文章が上手い」が大前提。
分業制で組むとしたら、このセンで、皆で集まって打ち合わせを繰り返して、『えんとつ町』の設定を共有して、登場人物の背景や癖を共有して、「こんな感じで肉付けをしたいんだけど、その為には、ここの骨組みを変更してもらいたい」という会話を繰り返してから、各々が家に持ち帰って「せーの!」で作業開始。
エンドクレジットには、
作家=◯◯
シナリオライター=◯◯
といった感じで、仕事別にキチンと名前を表記。
ここで名前を表記しないと『才能が集まるプラットフォーム』になりえない(協力した作家の取り分が少なくなってしまう)ので、ここは結構強めに押し出す。
この、やり方が果たして上手くいくかどうかは分かりませんが、どうせ挑戦するなら「失敗してもいい作品」で挑戦するより、ファンの期待値が上がりまくって「絶対に失敗できない作品」で挑戦した方が震えるので、『えんとつ町のプペル』でやろうと思います。
基本的に、見たことのないものを見たい男です。
引き続き、宜しくお願い致します。
「えんとつ町のプペル」のテーマソング『Shine On Me』
このCDも作りたい!
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