舞台で使用した小道具の販売

この記事は1年前の西野亮廣エンタメ研究所の記事です。

2019年8月17日
おはようございます。

「木は機能美だから、ずっと見ていられる」と言えば、天才感が出せると思っているキングコング西野です。

さて。

舞台『テイラーバートン』が終わりました。

「終わった」と言っても、狙ったのは『演劇のカラオケ化』で、誰でもカジュアルに公演できるよくに設計したので、当然、やろうと思えば、またすぐにやることが可能です。

それこそ年末に東京キネマ倶楽部で開催ふる『天才万博』の一日を『テイラーバートン』にすることだって。

僕らの次に向けて、そして、自分も演劇をやってみようかなぁとボンヤリ考えている貴方に向けて、ちょっと整理してみます。

まず。

今回あらためて思ったのは、「練習の成果を発表する『演劇』というエンターテイメントは、覚醒剤すぎる」ということ。

そこに、激しいエクスタシーと常習性があるせいで、「これができるのなら、少々の貧乏は厭わない」という結論に陥りやすく、演劇人である自分の中にビジネスを設計できる自分を持っておかないと、かなり苦しい人生を歩むことに。

演劇をやられるのであれば、「いかに黒字化させるか?」というポイントは必ず押さえておいた方がいいと思います。

今回の公演のビジネス的な成功は、「派手な美術セットを必要としなかった」ということと、「舞台で使用した小道具を終演後に販売した」ということと、練習やゲネリハを見学できるチケットを売り「成長する過程を販売した」という三点でしょうか。

派手な美術セット費を回収する為に最終的に削られるのは『出演者のギャランティー』なので、“派手な美術セットを組まなくていい脚本と劇場”を選びました。

『テイラーバートン』はマフィアのアジトが舞台となる物語なのですが、会場となった『東京キネマ倶楽部』がプレーンな状態でマフィアのアジトっぽいんですね。

この調子で、脚本と劇場を選ぶことをオススメします。

そして、サラッとやっちゃっていますが、「舞台で使用した小道具の販売」はプチ発明で、小道具は“役者に使用されたことで価値が上がる”ので、小道具費が浮くどころか、小道具を使用することで公演の売り上げが上がります。

今回の舞台用に1万5000円で購入した犬のヌイグルミは、終演後に2万円で販売しました。

犬のヌイグルミを使うことで、5000円の利益が出たわけですね。

数千円の利益でも、積み重ねると大きくなりますので、カラオケ的に舞台をやられる際は、この方法を試してみてください。

3つ目の「成長する過程を販売する演劇」の脚本選びで押さえておかなければいけないポイントは、意外や意外、「お笑いの要素が少ない」です。

お笑いの本質は「サプライズ」なので、裏側を見せてしまうと笑えません(笑いの量が減ります)。

「面白いから」という理由で、笑いの量の多さが売りになっている脚本を選んでしまうと、過程(練習風景)を売れば売るほど、笑いの量が減り、舞台の魅力が減ってしまいます。

なので、“過程を売るのであれば”、「『笑い』が軸になっていない脚本」を選ばれるのがいいと思います。

今回、『テイラーバートン』という作品を選んだ理由がそれです。

演劇の民主化(カラオケ化)の実験は今後も続けていきたいと思います。

その都度、発見があると思うので、ココで共有しますね。

そして、いつかは舞台の登場人物になってみてください。

現場からは以上でーす。

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