お金では買えないコンテンツ

この記事は1年前の西野亮廣エンタメ研究所の記事です。

2019年8月26日

おはようございます。

立川志の輔師匠のことを考えすぎて、ついに立川志の輔師匠と結婚したくなってしまい、「来月、この調子で師匠と会っちゃったらモジモジしちゃうんじゃね?」と心配しているキングコング西野です。

さて。

『にしのあきひろ光る絵本展in東京タワー』が好評です。

さすが東京タワーで、一日8000人~10000人ほど御来場いただいており、その半分近くが外国人のお客様ですので、「海外で個展をやる時より、海外の方に観ていただいている」というヘンテコなことになっております。

少し変な話、『にしのあきひろ光る絵本展in東京タワー』は海外向けのアクションで、『にしのあきひろ光る絵本展inエッフェル塔』は国内向けのアクションです。

世界戦は「闇雲に海外に出ればいい」ということではなくて、「資源が乏しい島口の人間がいかにして、この乏しい資源を最大化し、巨人を崩すか?」という計画的犯行をしなければ制することはできないなぁと思っています。

最近ではよく『巨大な中国市場』が方法で語られていますが、「中国はパイが大きいから狙い目だー!」と叫んでいるのは、もちろん自分達だけではなく、あの巨大企業も、あの巨大帝国も横並びで叫んでいるので、そのまま飛び込んでも勝ち目がないと思っています。

巨大市場にうって出る時に持ち合わせておかなければならないのは「勇気」ではなく、巨大帝国にだって負けない「武器」で、となってくると、人里離れた山に籠って「武器」を作った方が帝国退治には効き目がありそうです。

さて、その「武器」とは一体何なのでしょうか?

僕は、“お金では決して作ることができず、文脈でしか作ることができない”「文化」や「歴史」や「物語」だと思っています。

『ディズニーシー』を作ることができるディズニーをもってしても作ることができない『ベネチア』のような【時間の経過】に紐づいたコンテンツですね。

Amazonがお金をかけて作った「お寿司屋さん」よりも、銀座の「お寿司屋さん」の方が美味しそうじゃない?

クオリティーはお金で買えますが、文化や歴史や物語といった【時間の経過】は買うことができません。

逆に言うと【時間の経過】に紐づいていないコンテンツは誰でにも再現可能で、最終的にそれは「数の勝負」「クオリティー勝負」で負けてしまいます。

川西生まれの僕が川西に美術館を作ったり、満願寺(川西)で個展をしたりしているのは、そんな理由からです。

今、日本のエンターテイナーが狙うべきビッグチャンスは、スクランブル交差点が舞台となっている『渋谷ハロウィン』だと思います。

スクランブル交差点というのは「日本」の中にポッカリと存在している「全世界」で、こんなに僕らの身近にある「全世界」を舞台に、「収穫祭」ではなく「コスプレ大会(大喜利)」という日本独自の進化を遂げたハロウィン祭は、【時間の経過】が紐づいた“お金では買えないコンテンツ”です。

ここでの御法度表現は『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』(ティムバートン)の劣化版で、あの世界観(ルール)で勝負に出てしまうと、【時間の経過】が紐づいていないので、海外の人達からふると「それだったら、ティムバートン作品を観るよ」となってしまいます。

日本の(時間の経過を味方につけた)ハロウィンのアイコンは『カボチャ』ではなく、『コスプレ』や『ゴミ』で、このアイコンを獲りにいこうと思って『ゴミ人間』と『掃除屋』を主人公にした『えんとつ町のプペル』というハロウィンの物語を描きました。

映画公開も控えているので、ジャパニーズハロウィンのアイコンをいよいよ本気で獲りに行こうと思っていたら、そういえば劇場やコワーキングスペースを作って渋谷に力を入れている吉本興業さん。

その吉本興業が『えんとつ町のプペル』というコンテンツを持っているのだから、そんなものは上手く絡めた方がいいに決まっています。

どうやら最近は吉本興業の評判がよろしくないので、ここらでキチンと吉本発の明るいニュースを作っておきたいと考えています(※涙ぐましい会社愛!)。

皆様、もし良かったら、11月1日(ハロウィン祭りの翌日)の早朝の予定を明けておいてください。

僕も、これに合わせて帰国します。

渋谷と吉本興業と『えんとつ町のプペル』とオンラインサロンを絡めた大規模なゴミ拾いをしようぜ。

年に一度ぐらい、出勤前に町のゴミ拾いをしよう。

この文化は日本人にしか作れないと思うよ(*^^*)

現場からは以上でーす。

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