BtoC芸人

この記事は1年前の西野亮廣エンタメ研究所の記事です。
BtoB時代は事務所がマウントをとれた

2018年12月11日

おはようございます。

吉本興業のレスポンスが遅かったので、「今日の昼までに返事を返さないと、今後の吉本関連の仕事は全て断ります」と会社に伝えてみた西野です。

メチャクチャ生々しい話をすると、僕らの作品で発生するお金は、なるべく吉本に入れたくて(いや、だって、僕、ここぐらいしか吉本に貢献できていないので!)、キチンと契約をしておこうと思ったんですね。

ところが待てども暮らせども契約書の返事がなくて、くわえて、「それ以外の仕事のレスポンスも遅い」ときた。

ぶっちゃけて言うと、僕の絵本は分業制で作っているので、たとえば今後は制作者を『西野亮廣エンタメ研究所(株式会社にしのあきひろ)』にして、「吉本興業のキングコング西野さん」にギャランティーをお支払いする形で絵本制作に参加してもらえれば、当然、吉本興業には1%の印税も発生しないし、キャラクターグッズの売り上げだって1円も入りません。

「そんな本を作ってしまって、吉本興業との関係を悪くしたくない」と出版社が言うのであれば、出版(流通)なんて無視して、Amazonプライムよろしく「オンラインサロン限定公開&限定販売」にしてしまえばいい。

そうして、今後の制作物に関する関係を完全に断つことは可能なのですが、僕はそれを望みません。

僕には、日頃お世話になっている吉本社員がたくさんいるので、できるだけ二人三脚でやっていきたいと思っています。

ただ、とくに僕らなんかは(スピードが武器の)ベンチャーなので、「レスポンスが遅い」は話にならなくて、いつ返ってくるかもわからない吉本の返事を待つ為に人件費(スタッフさんのギャラ)を支払っているわけではないので、「今日の昼までに答えを出してください」発言に繋がります。

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BtoB時代は事務所がマウントをとれた

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僕のアクションに対して、いちいち事務所に確認をとって…確認をとること時代は全然オッケーなのですが、「確認待ち」が1週間も続くのなら、僕にとっては事務所に所属していることがデメリットしかありません。

普通に僕は

「あ。じゃあ、いいです。他でやります」となります。

「吉本からの仕事を全部無くすよ」

と言われても、

「もちろん、オッケーです」

と。

昔は、吉本興業の主な取引先が企業(テレビ局や広告主)で、その取引先と芸人の間に(電通のように)吉本興業が入っていたから、事務所は所属タレントに対して「仕事を与えるor与えない」でマウントをとれたのですが、僕みたいに取引先を完全に「お客さん」に絞っている『BtoC芸人』に対しては、そのやり方はまったく通用しなくて、そういったBtoC芸人の取り扱い説明書が、今現在、吉本興業およびタレント事務所には無いのだと思います。

なので、BtoB芸人を扱うノリで、BtoC芸人と付き合ってしまって、そこでハレーションが起きる。

もう、吉本社員全員が忘れないように僕のおでこに『BtoC』という刺青を入れてやろうかしら。

朝方、むちゃくちゃキレて、会社に怒鳴り込みに行こうと思ったのですが、友達から止められて、頑張って我慢したので、その分、オンラインサロンメンバーの皆様に八つ当たりしています。

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今後、確実に増えるハレーション

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このサロンには芸能事務所の方も、テレビ局の方もたくさんいらっしゃるので、僭越ながらアドバイスさせていただくと、扱っているタレントが「広告収入で生きているタレント」か、「ダイレクト課金で生きているタレント」か……だけはキチンと区別しておいた方がいいと思います。

後者の場合だと、そのタレントがあなたと仕事をしている理由は「あなたの人間性」ぐらいしかないので、広告収入で生きているタレントを扱うノリで雑なマウントを決めにかかると、一気に、寝首を掻かれます。

いつぞやの、読売テレビの『すまたん』という情報番組のアホディレクターがクダラナイ質問を繰り返して来たときに、僕が収録中に帰ったような。

自分の人生において、読売テレビの『すまたん』に出られなくなっても、何の問題もないので。

「マウントをとりたい人は、マウントをとれる相手を見極めなきゃダメだ」という話っす。

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