ファンタジーの町をデザインするとは何か?

この記事は1年前の西野亮廣エンタメ研究所の記事です。
ファンタジーの町をデザインするとは何か?

2018年12月25日

おはようございます。

ATMでお金をおろす時に、毎回、前に並んでいる人が何かしらで苦戦していて長時間待たされるキングコング西野です。

ATMで何を苦戦することがあるの?

さて。

昨日の投稿の続きになります。

(まだ読んでない人は、先に昨日の投稿を読んでね)

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ファンタジーの町をデザインするとは何か?

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サロンメンバーさんが『えんとつ町のプペル美術館』の周辺の物件を買ってくださって、あれやこれやと店舗を構えてくださっているのですが、最大級の感謝をお伝えした上で、身内なので正直にお話しさせてもらうと、「『えんとつ町』を名乗るのであれば、建築のデザインがまるで追いついていない」というのが僕の本音です。

理由は、「物語」ではなくて、「ビジュアル」からデザインしてしまっているからです。

昨日の流れでいうと、どれだけオシャレであろうと「12進法のアイテム」(たとえば時計)が店内にあってはダメで、そこに存在することか許されるアイテムの良し悪しは「物語」から、デザインしていかなければなりません。

物件を買ったサロンメンバーさんがあげてきてくださった建物のデザインがことごとく残念な理由はそこで、「あなた、それ、『えんとつ町』の集客力に乗っかって、『えんとつ町』のルールを大無視して、100%自分好みの建物をデザインしちゃってんじゃん!」です。

少し厳しく聞こえるかもしれませんが、でもでも世界観に厚みを持たすには『制約』を設けることはとても大切で、僕自身、「ああ。ここは、この素材を使いたいけど、『えんとつ町』には、この素材は存在しないから、他の何かで代用しないと…」という場面に頻繁に出くわします。

上質のファンタジーというのは芸術域の数式で、そこには確固たる不可思議なルールがあって、そのルールを守っているから、そのデザインにオリジナリティ─が生まれるわけですね。

先日、『POUPELLE HOTEL』の打ち合わせをしていた時に、ホテルの名前を『プペルホテル』にするか『ホテルプペル』にするかで議論している最中に、建築士の只石さんが「実は少し悩んでいて…」と切り出したのです。

その瞬間、只石さんの悩みは全て分かって(ていうか僕も同じことで悩んでいた)、つまるところ、「えんとつ町に『プペル』と名のついたホテルが存在するのか?」です。

先回りして、そのことを只石さんにお伝えすると、見事正解。

そうそう。デザインって、そこから始まってるんです。

ちなみに、『POUPELLE HOTEL』に関しては、植物が存在しない『えんとつ町』において、「木材」を使用している時点で、ラストシーンで煙突の煙を止める(最後は陽が射して260年ぶりに植物が育つ)映画『えんとつ町のプペル』から数十年後の世界であることは間違いなくて、その整理でいうと「ホテル名に『プペル』が入っていても不自然ではない」と判断しました。

(『POUPELLE HOTEL』のオーナーが、プペルをかばった煙突掃除屋の親分という設定なので、尚更)

あらためて、

サロンメンバーさんが『えんとつ町』絡みの店舗を出してくださることに関しては本当に感謝していますが、「ストーリーから店舗をデザインする」ということを徹底していただけると、僕らが作る世界は更に面白いステージに行けると思うので、そこんとこ宜しくお願い致します。

よく分からなかったら、いくらでも相談に乗りますので、デザインが固まる前に相談してください。一緒に面白い町を作りましょう(*^^*)

そんなこんなで、明日から『天才万博』

缶ハイボールの差し入れをお待ちしております(*^^*)

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