現代の教育者があるべき姿

この記事は1年前の西野亮廣エンタメ研究所の記事です。
2019年9月24日
おはようございます。

新人教育の環境問題は、楽しく、かっこ良く、セクシーであるべきだと考えているキングコング西野進次郎です。

さて。

大人になると いやが上にも「教育」する場面に迫られます。

毎夜酔っ払っている僕のような糞ニートでも、たとえば今だったら『(株)NISHINO』のインターンの子達を教育する立場にあります。

きっと、このサロンの中にも、たくさんの教育者(※もちろん子育て中の親を含む)がいることでしょう。

というわけで、今日は、“学ぶ側ではなく、教える側からの目線”で「教育」について、皆さんと一緒に考えたいと思います。

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▼現代の教育者はどうあるべきか?

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方々で言われていることですが、これだけ急ピッチで時代のルールが変わって、かつ、様々な問題が解決されてしまった時代( ※調べものをしようと思ったらGoogleがあるし、買い物をしようと思ったらAmazonがある時代 )に求められる能力は、『問題を解く力』ではなくて、『問題(ゲーム)を作る力』です。

「どうやって美術館にお客さんを呼び込んで売り上げを出すか?」ではなくて、「美術館ができるまでの過程(ストーリー)を販売しちゃおう!」といった、皆が熱狂できるような新しいゲームを作らなきゃいけないんですね

皆さん、結構麻痺されていると思うのですが、『えんとつ町のプペル美術館』は、まだ完成していないのに、こうしてオンラインサロンでストーリーを販売することで今日も売り上げを出していて(雇用を作っていて)、こういうゲームは、これまであんまり無かったんです。

30年前は来年の予想がつきましたが、今は来年のの正確な予想なんて誰もできません。

報酬をチラつかせて、問題集を解かせて、問題を解く力をつけさせたところで、「その力の使い道が無い」といった事故が、今、全国各地で起きています。

ちなみに、以前、東大で講義をさせていただきましたが、誰よりも問題集を解き続けてきた東大生の遅れっぷりが半端なかったです。

まず僕らが踏まえておかなくちゃいけないことは、学ぶ側は勿論のこと、「教える側も正解を持っていない」ということ。

つまるところ、僕らは(昔ほど)教えることができません。

これが大前提ですね。

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▼教えることができないのに、成長させてあげなきゃいけない

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ただ、それでも成長させてあげなきゃいけないわけです。

となってくると教育者がやれることは…

「教育者がこれまで貯めこんできたリソース(資源)を積極的に割いて、デタラメな環境を丸投げする」

の一点ぐらい。

これ、実は結構勇気がいるんです。

下の人間にやらせるよりも、まだ、自分でやっちゃった方が安全なので。

たとえば、来月開催される『にしのあきひろ 光る絵本展inエッフェル塔』も、まず僕がやって、手取り足取り教えながら、第2回目以降をスタッフに任せるのではなくて、いきなりインターンのセトちゃんに個展の総指揮を任せてみました。

まだ内緒ですが、今、絵本『チックタック ~約束の時計台~』の読み聞かせ動画をYouTubeにアップする企画を進めているのですが、絵本を読んでくださるのは、大女優の戸田恵子さんなんですね。

そして、その撮影スタッフを、インターンの小田っちに任せちゃう(*^^*)

ヤベー!絶対にヤベーぞ!!

予算、目的、目的に向かう為のルート選び、問題提議、問題解決…そういったものを全て自分で管理・運営しなくちゃいけないわけです。

まぁ、大変。頑張れインターン!

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話をまとめます

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昔は、こうしてリスクを背負って環境を丸投げしなくても良かったんです( ※むしろ「丸投げ」は無責任な仕事として捉えられていた)。

当時は、確固たる正解があって、「問題を解く能力」に価値があったので、問題集を渡して、自分の技を教えるだけで良かった。

ところが現代は自分の技を教えたところで、その技の使い道がありません。

ホラ。

ときどき、「好きなことをやれ!ケツはワシが全部拭いたる!ガハハハ!」というTHE親分がいるじゃないですか?

教育する立場にある人間は、ああいう人にならないとマズイかもねー、というのが今回の話です。

大きなリスクをとらなきゃいけないし、「現代において、自分の能力にはもうあまり価値が無い」ということを受け入れる作業でもあるので、なかなか大変ですが、試してみてください。

現場からは以上でーす。

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