広告費の使い方

この記事は1年前の西野亮廣エンタメ研究所の記事です。

2019年10月2日

おはようございます。

おそらく、今、日本で一番「広告」が得意なキングコング西野です。

5年後には世代交代しておりますので、安心してください。

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応援が循環する世界へ

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さて。

冒頭から自慢させていただきますと、今年、『毎日広告デザイン賞』の最高賞を頂きました。

歴代受賞者にナショナル企業が名を連ねる中、タレント個人が受賞したのは86年の歴史の中で初で、これはきっとスゲー快挙なんです。

だって、メチャクチャ誉められたもん。

著書『新世界』の宣伝として、新聞の一面を購入し、「読み物」として面白いものにしてやろうと思って、宣伝要素を一切省いて、『新世界』のプロローグ全文を掲載したんです。

新聞の講読者は“読みたがっている”ので、お金を出して彼らの願いを叶えに(応援しに)いったわけですね。

「新聞の講読者に、情報を無理矢理押し込むことよりも、新聞の講読者に愛されることの方が、広告効果があるだろう」という判断です。

その判断が「最高賞」に繋がりました。

やったぜ。

ところで、最近、僕は『NewsPicks』が嫌いです。

憎くて、憎くて、仕方がありません。

原因はタクシーCMなのですが、前まで、プライベート空間だったタクシーの車内に、ある頃から広告用のモニターが設置され、そこから「ウチの商品を買ってくださーい!お願いしまーす!」という叫び声が聞こえてくるようになりました。

テレビやYouTubeは自分で電源を入れているので、その間に広告が入ってくることは覚悟できているのですが、タクシーCMのムカつくところは、こちらが「見たい」なんて一言も言っていないのに、問答無用で見せてきて、「見たくなかったら、電源をOFFにしてください」というモデル。

もうノイズ以外の何物でもなくて、そのノイズに毎度顔を出しているのが『NewsPicks』で、おかげで本当に嫌いです。

同じ理由で『ビズリーチ』も嫌いです。

うるせーよ、お前ら。

…すみません。言葉が汚くなってしまいました。今回の責任を重く受け止めて、数十年後には死にますので許してください。

お金を出して嫌われている『NewsPicks』や『ビズリーチ』の根底にある狙いは、「多少嫌われようが、知られることの方が大事!」だと思うのですが、この「ひとまずシェアをとってまえ!」という考えが地獄的にオジサン臭くて、今っぽくないッス。

「機能」が競合他社に秒速でコピーされ、サービス内容で差別化が図れなくなった今、とってもとっても大切なのは「愛される」ということで、もう『愛』でしか差別化が図れなくなるので、広告費は「知られる」ことよりも「愛される」ことに使った方が良さそうです。

ちなみに僕がLINEブログさんから、Amebaブログさんにお引っ越しした際、Amebaブログさんに提示した条件は「広告を外すこと」でした。

間接的とはいえ、やっぱり僕は僕が心からオススメしていない商品は宣伝したくありませんし、ブログの収益なんかよりも、ブログの満足度を上げて“愛された方が”、最終的に西野亮廣の収益が上がると判断したからです。

お金なんかいただかなくても、オススメしたい商品があればオススメします。

僕はよくブログの最後に『キャリオク』のCMを貼っていますが、あれはキャリオクさんから頼まれたわけではなく(そういう契約をしたわけでもなく)、僕がオススメしたいと思ったから、僕の判断で貼っています。

ここまで話すと、気になるのは、最近始めた『Voicy』です。

『Voicy』には広告がありません。

投げ銭機能もありません。

つまり、無償でやっているんですね。

お金を生み出そうと思ったら結構簡単なんです。

バナーを貼ればいいので。

でも『Voicy』がそれをやらないのは、「お客さんの心地良さファースト」で『愛される』というところにフォーカスしているからで、この覚悟はメチャクチャ美しいなぁと思っています。

好きです、そういう上品な仕事。

他方、「お金を出して応援したい」というファン心理もあって、「西野くんの活動を支援したい」というスポンサー心理もあるので、今後は、そこを“上品に”マッチングしていかれるのだろうなぁと思いながら、生温かく見守っています。

僕は、「西野君のチャンネルのスポンサーになりたい!」と言われても、ファンの皆様に全力でオススメできない会社であれば丁重にお断りしますし、スポンサーの話をありがたくお請けしたとしても、そもそもお金が欲しくてやっているわけではないので、いただいたお金は子供達か被災地に全額寄付します。

「『Voicy』で朝と夜ペラペラ喋っていたら、海外に小学校をプレゼントできちゃった」

「子供達を応援する西野さんって素敵。応援しよう!」

「子供達を応援する西野さんを応援するスポンサーさんって素敵。応援しよう!」という、応援が循環する世界の方が僕は好きです。

ていうか、綺麗事を抜きにしても、応援の循環が生まれた方がコスパ、良くね?

キチンとデザインすれば、スポンサーとプレイヤーとお客さんは同じ方向を向けるハズで、それこそが「広告効果がある広告」のあるべき姿で、『Voicy』には、その可能性を感じています。

現場からは以上でーす。

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