脳作業の時間

この記事は1年前の西野亮廣エンタメ研究所の記事です。
2019年10月8日

おはようございます。

昨日は、佐賀のサロンメンバー(と、その御家族)と一緒にチームラボのイベントに行ったのですが、あまりにも楽しすぎて、ハシャいでしまい、ついには小学生から「うるさいよ」と注意されてしまったキングコング西野です。

さて。

オンラインサロンで情報(知識)ばっかり売っていても仕方がないので、数日前の決意表明記事(志の輔師匠のやつ)の続きのような内容になりますが、今日は少しみっともない話をします。

何年か前に『E.T.チャレンジ』という空前のクソ企画をしました。

E.T.チャレンジ 第0話 伝説の始まり

「東京一の急坂をママチャリで猛スピードで駆け上がれば、勢いそのまま映画『E.T.』みたいに空に飛べるのでは?」という仮説&検証です。

「急坂を勢いよく登る為にはそれなりの助走が必要だ」ということで、大阪ミナミから600㎞ほど助走することになったわけですが、勿論、途中に信号待ちで2000回ぐらい止まっていますし、ホテルに4泊ぐらいしておりますので、助走もヘッタクレもありません。

…本当に、ただの悪フザケです。

ライバル達がエンタメ競争で切磋琢磨している裏で、大阪からひたすらママチャリを漕ぐ西野。

普通に考えたら「こんなことをしていていいのだろうか?」と不安になりそうじゃないですか?

ところが、やってみると、そんな不安はまったく生まれなくて、それより何より「昨日より進んでいること」が確認できて、チャレンジ中は、ずっと気持ちは満たされていたんです。

その時に確信したのですが、どうやら僕らは「進んでいること」が確認できれば精神的な健康は守られるようです。

ただ、これは諸刃の剣で、「大きな成果が出ていなくても“昨日よりも進んでさえすれば”精神が安定する」ということを意味します。

かなり気を張っていないと、僕らは知らず知らずの間に、この落とし穴にハマってしまいます。

でね。。

「仕事のオファー」ってあるじゃないですか?

当たり前ですが、自分に舞い込んできたオファーの内容は、自分ができる(できそうな)ものですよね?

オファーに応えるときは、自分の手持ちのカードを切るわけですが、その時そこで、クライアントに喜ばれて、お客さんに喜ばれたりなんかすると、一応は昨日よりも前に進んでいるわけです。

働いた感を得られて、精神的にも安定するんですね。

ですが、もし、遥か遠くに目標を掲げているのであれば、目を向けなきゃいけないのは、「進んでいるか否か」ではなくて、「どれだけ進んだか?」という『移動距離』で、たとえ進んでいようが、距離が足りていなければミッションは失敗なんですね。

僕は「ディズニーを超える」という目標を掲げています。

今、僕のところには、それなりに仕事のオファーが舞い込んでくるのですが(売れっ子らしい!)、それらのオファーに応えても、昨日より進みはしても、距離が足りないんです。

そのスピードだとゴールまで届かないんです。

具体的な話をすると、

僕が手作業をしていてはダメで、先日もお話ししましたが「0→1」の脳作業をし続けなきゃ、届かないんですね。

というわけで、僕は今年の夏に、いろんな手作業を卒業しました。

脳作業一本勝負です。

で、ここからメチャクチャみっともなくて、情けなくて、無様な話をしますが…

脳作業は「進み」が確認できないんです。

丸1日走っても、丸1ヶ月走っても、昨日より進んでいるかが分からないんです。

いざ、仕事を脳作業一本に絞ってみると、これがビックリするぐらい恐怖で、不安で、精神力も体力も激しく削られるんです。

ここから解放されるのは、勝つアイデアが出た直後ぐらいで、またすぐに恐怖や不安が襲ってきます。朝から晩まで、ずっと。

今思うと「キングコング西野」をやっている時はラクだったんです。

現場に行きさえすれば、手作業で(プレイヤーとして)それなりに結果を出して、昨日よりも前に進んでいることが確認できるので。

今は、ほとんどの仕事を断って、アトリエかホテルに籠って、ウンウンと脳ミソだけを働かせる毎日。今年の12月からは、さらに仕事を整理して、今よりもさらに脳作業の時間を増やします。

進んでいるかどうか確認できない時間が増えるわけです。

しかし、まぁ、ここから逃げたら何物にもならないまま終わることは明らかなので、向き合います。

そんな僕から、今日も頑張っている皆さんに伝えたいことがあります。

生意気に国内最大のサロンなんかやっちゃって、もしかすると万能感が出ちゃっているかもしれません。

「怖いもの無し」で突き進んでいるように見えているかもしれません。

でも実際は、脳作業に仕事を絞ってからというもの、毎日メチャクチャ怖くて、毎日不安で不安で仕方がなくて、溺れそうになりながら今日もなんとか生きています。

余裕はまったくありません。

お互い大変な日々は続きますが、励まし合って生きていきましょう。

僕がプルプル震えながら、もがいている姿が、皆さんの支えになることを願っています。

現場からは以上でーす。

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