にしのあきひろ光る絵本展inエッフェル塔

この記事は1年前の西野亮廣エンタメ研究所の記事です。

2019年10月26日

こんちには。

『にしのあきひろ光る絵本展inエッフェル塔』のレセプション前に、学生インターンであり、今回の個展の責任者であるセトちゃんが興奮して鼻血を出した時に、まわりが「バナナ食べとき!」とアドバイスをしていましたが、「鼻血が出た時の対処方法って、バナナだっけ?」と思っているキングコング西野です。

(※時差の関係で変な時間の投稿になっちゃってごめんなさい)

さて。

『にしのあきひろ光る絵本展inエッフェル塔』がスタートしました。

学生インターンが舵をとり、オンラインサロンメンバーが運営スタッフという僕個人的には激アツな座組。

死ぬ時は一緒です(*^^*)

場所が場所だけに、レセプションパーティーには、要人がドンドコ来てくださるので、程よい緊張感と品があって最高です。

世界一のパティシエの小山進さんが、来場者全員にチョコレートをふるまってくださったり(おみやげまで用意してくださった)、パリで日本料理店を経営されているオオヤさんが、バチクソに美味しい「和牛握り」をふるまってくださったり、なんともセレブな空間でありました。

一昨日の投稿で、「5Gは体験を共有する時代だから、魅力的な空間が作れる人が強い」とお伝えしたとおり、『空間』は超大事です。

このサロンメンバーの中でも、イベントを仕掛けたり、サポートしたりする方は少なくないと思うので、今日は、今回の個展を例に『空間作り』のお話を少ししたいと思います。

素敵な空間を作る為に必要なのは、とにもかくにも「配慮」で、「ドキドキしない空間」「なんだか、つまらない空間」は、主催者およびスタッフの配慮が徹底的に欠けています。

「使ってもいないパーティションのポール(仕切り)」を、お客様の目につくところに出しっぱなしにしていて、そのことに違和感を持たなかったりします。

「ここに、使っていないパーティションを置くのには、どういう意図があるの?」と質問すると、必ず言葉につまります。

何も考えずに、ただ置いているんです。

三流ホテルや、売り上げが出ていない劇場は、スタッフのパフォーマンスを見るまでもなく、『ロビー』を見れば一目瞭然です。

使ってもいない機材をお客さんの動線上(目につく場所)に置くことに違和感を持てない人間の仕事は、見事に配慮に欠けていて、優しくありません。三流です。

美術、小道具、照明、音楽、温度、動線設計、目線設計、渋滞設計……その全てに意味がないといけませんし、意味がないものが1つでもあってはいけません。

「センス」という言葉で片付けてしまうと、答えの輪郭がボヤけるので、「配慮」という言葉を使って説明させていただきます。

僕らは「心が踊らない空間は、何故、心が踊らないのか?」を秒速で因数分解し、原因を割り出す必要があります。

何度も何度も「お客さん」として会場の外に並び、「お客さん」として会場に入り、「なぜ、今、自分の心が踊らなかったのか?」を考えます。ファンタジーは変態的な数式の賜物なので、答えは必ずあります。

たとえば。

今回の『にしのあきひろ光る絵本展inエッフェル塔』は、光る絵本が織り成す空間がとてもとても素敵だったのですが、(作品数の影響でしょうか)会場に入った瞬間に、空間が、とても明るかったんです。

意地悪な言い方をすると、明るすぎました。

「暗い中、作品が光っている」ぐらいが丁度良くて、できれば明るさのレベルを少し下げたいところです。が、今から、展示作品の光量を調整する時間などありません。

1時間後には『にしのあきひろ光る絵本展inエッフェル塔』がスタートしてしまいます。

皆さんなら、どうされますか?

欲しいのは、会場に入った瞬間の「わぁ!綺麗!」という『ツカミ』です。

僕は、こんな答えを出してみました。

天井から吊るされている照明(ピンスポット)で、会場に入ってくるお客さんの目を狙い、「眩しいっ!」という事故に遭わせてから、会場の中に入っていただく。

すると、入り口に比べて、会場の中は光の量は落ちていますから、少し暗く感じることができる。

会場の光のレベルが「80」で、もう少し下げたいのなら、お客さんを「0」から「80」に移動させるのではなくて、「0」から一旦入り口で「100」を経験させて、そのあとに「80」を経験してもらう。

すると体感では、後者の会場の光のレベルは「マイナス20」なので、希望どおり会場の光のレベルを下げることができます。

ついでに言うと、会場の奥にめがけて、入り口から作品が段々で高くなっているのにも、キチンと理由があって、会場の奥に行けば行くほど(展示の後半に向かえば向かうほど)見上げることになるので、口角が上がり、笑顔までの距離が短く(=笑顔を作るのに必要なカロリーが低く)なります。

「目線の動線を設計することで、お客さんの顔の筋肉の動きをデザインする」という話です。

楽しい空間を設計するには、こういった「配慮」が何百、何千と必要で、見よう見マネで作った空間と、一つ一つに理由がある空間とは雲泥の違いで、空間を作る時は全ての事柄に対して「ここには何の意味があるのか?」という意地悪な問いを持つことが大切だと思います。

(※詳しくは、只石さんに聞いて)

是非、試してみてください。

現場からは以上でーす。

【追伸】

運営スタッフの皆様へ。

好きです。

今日は19時頃に会場にうかがいます。

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