西野亮廣が作るエンターテイメントの答え

この記事は1年前の西野亮廣エンタメ研究所の記事です。

2019年10月30日
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パリ滞在中は、パソコンやヘッドフォンなどの電子機器を1日1個ペースで確実に失くしていったキングコング西野です。死にたい。
さて。
ヨーロッパの街並みや文化に触れる度に、“日本人が作る外国風の作品”に「ハリボテ感」を覚えます。

たとえ技術的に「外国」が再現できたとしても、もっともっと根本的な理由で、世界は日本人作家にそんなものを求めていません。
「差別」に近いと思います。
僕らが、ジャマイカ人が握る寿司に期待していない(どこか疑っている)のと似たような感じです。

世界で戦うには、まずは世界戦のルールを知り、そして「世界が日本人に何を期待しているか?」に耳を傾けるべきで、つまるところ、それは、
日本人がこれまで織り成してきた「歴史」「文化」「風俗」の延長にあるものでしょう。
こういった仕事をしていると、たとえ僅かでも心が動いた瞬間を取りこぼしてはいけなくて、今回のパリの個展でも、その瞬間が何度かありました。

その一つが、会場に流していた『チックタック ~光る絵本と光る満願寺展~』の映像です。

キンコン西野のオンラインサロンの仕事

パリの景色に目が慣れた頃に観たその映像は、日本で観た時とは、まるで違うものでした。
そこに流れている空気や色や音楽や温度が圧倒的に異国で、異質で、ファンタジーだったのです。
これこそが世界が日本に求めているもので、世界が逆立ちしたって真似できないことです。

やはり、日本の「歴史」「文化」「風俗」の延長にあるもの…もっと言うと、“日本がこれまで投下した時間を味方につけたもの”が、僕らが作るエンターテイメントの答えだと、今回のパリ遠征で確信しました。

面白いもので、世界で戦えば戦うほど、自分の中で「0→1」の興味が薄れ、「あやかる」というテーマが大きくなっていきます。
ところで、今回の個展では、VRに並んで、ARも大好評でした。
僕が描いたラフ画にタブレットをかざすと、絵が完成するまでの過程が早送りで観れるというもの。
天才・AR三兄弟のお仕事です。

この演出は更に発展させられると思っていて、ちょうど今、アニメーション映画『えんとつ町のプペル』を制作中です。
個展会場に展示されている作品(光る絵)にタブレットをかざすと、その絵をキッカケに映画のワンシーンが動き始めるARは、面白そう。

映画は基本、上映期間(締め切り)が設けられていますが、個展会場に展示されている絵の中に映画を埋め込めば、映画の上映期間(締め切り)は無くなり、5年後も、10年後も映画を観ることができます。
このカードがきれるのは、「絵本作家」&「アニメーション映画を作っている」という条件が揃っていないといけまけんし、世界の文脈でいうと「日本人」という条件がのっていないといけません。

世界が日本人に「アニメーション」を求めているからです。
実現に向けて動きます。
現場からは以上でーす。
【追伸】
11月1日の朝(早朝)は渋谷に集合して、ゴミ拾いをしましょう。
ドレスコードは黒の上下(シルクハットがあれば、最高!)です。
詳しい時間や、集合場所などは、追って連絡しまーす。

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