期待値設計

この記事は1年前の西野亮廣エンタメ研究所の記事です。

2019年11月2日
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おはようございます。
やりたくてやりたくてたまらないクセに、冷静な顔をしてしまう「ラブホに入る時の表情の正解」を教えて欲しいキングコング西野です。
昨日は、年に一度の『早朝ゴミ拾い&呑み歩きイベント』で記憶が飛ぶまで呑んでしまい、サロンの投稿をズル休みしてしまって申し訳ございませんでした。
今後とも、毎年11月1日の投稿は諦めていただけると幸いです。

さて。
エッフェル塔の個展が終わり、帰国後、その足で栃木県の『藤城清治美術館』へ行ってまいりました。
もちろん、目的は『えんとつ町のプペル美術館』の展示方法の参考にする為です。
影絵作家・藤城清治さんの「影絵」は、デジタルではなくアナログに針を振っているので、時間が経っても古くならないどころか、デジタル作品が世の中に溢れれば溢れるほど、価値(希少性)が上がります。

現場で見てみて、あらためて最高だと思いました。
空間&イベント設計の観点から言うと少し惜しかったのは、『藤城清治美術館』のメインビジュアルにもなっている「水や鏡の反射を利用した展示」で、ホームページ等では横幅20メートルぐらいの作品のように見えますが、実際は、作品の両脇が「合わせ鏡」になっていて、作品自体のサイズは横2.5メートル程度。

これは「期待値設計」を誤っていて、『期待値-現場の満足度=?』の答えがマイナスになってしまっているので、「一度見れば十分」となり、リピーター獲得に繋がりません。
エンターテイメントには「裏切り」が必要ですが、この裏切り方は誉められたものではなくて、「合わせ鏡」を利用した作品をネットにアップする際は、かなり気をつけた方が良さそう。
(※これは展示方法やマーケティングの話であって、藤城清治さんの作品自体の評価ではありません)

結論、現場で「合わせ鏡」とバレてしまう合わせ鏡には、何の力もなくて(※マーケティング的にはむしろマイナス)、今回の視察では、鏡の使い方の厳しさを知りました。
『没入感』を演出する為には、やっぱりシンプルにデカイ作品(空間)を作る必要があって、くわえて「ここから先は作品ですよー」「ここからは反射を利用してますよー」という“境界線”を作ってはいけません。

『えんとつ町のプペル美術館』の「光る絵の展示スペース」は、地底湖のほとりの『地下庭園』をイメージしています。
床に水をはって『池』を作っちゃうのですが、水に反射する光る絵の雰囲気は、図面で描くことができないので、美術館建設までに、実際に何度かトライする必要がありそうです。
そんな中、来年5月中旬からの一ヶ月間、大阪駅の『LUCUA』さんで大規模な作品の展示をすることが決まっています。

当初、人が中に入ってあるける『巨大シャドーボックス』を計画していましたが、エッフェル塔の個展(の最終日におこなったテスト結果)を受けて、ここはひとつ、『えんとつ町のプペル美術館』に展示する「光る地下庭園」のパイロット版を作った方が面白そうです。
『ほんやのポンチョ』の光る絵(20点)をあらたに制作し、『えんとつ町のプペル』と『チックタック ~約束の時計台~』の光る絵と合わせて、合計作品数を100点にして、一斉に展示。
展示スペースは高さがとれないので、縦3段×横33列という横長の「巨大な光る壁」になりそうです。

『LUCUA』さんの床には、さすがに水ははれない(池は作れない)ので、水の代わりに「黒のアクリル板」を床全面に敷いて、その上に、蓮の葉を置くと、蓮の葉には光が反射しないので、理論上、水の上に蓮の葉が浮いているように見せられて、「水感」が演出できると思います。
現場で「水が流れる音」(※水の音は天井スピーカーから出しちゃダメ。キチンと足元にスピーカーを設置して、足元から出す)と、可能であれば、天井から黒のアクリル版めがけて『水滴&波紋』のプロジェクションマッピングを炸裂させたら、「光の庭園」の出来上がり。

そこそこ大規模な工事になると思いますので、スタッフの皆様、サロンメンバーの皆様、宜しくお願い致します。
「来年5月に光の庭園を作りましょう」というお誘いでした。
現場からは以上です。
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