「挑戦・成長」を選ばない人(2019年11月29日)

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この記事は1年前のオンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所の過去記事です。

2019年11月29日
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おはようございます。
YouTubeにアップした動画の音源を抜き取って、Voicy(音声メディア)で流すのは「聴き心地」の壁によって阻まれてしまうことは分かったので、「逆に、Voicyにアップした音源をYouTubeにアップした時には、どういうメリット・デメリットがあるのだろう?」という記事を昨日投稿して、今朝、さっそくYouTubeチャンネルを立ち上げてみたキングコング西野ことスピード狂です。
そりゃ、理想は、僕がVoicyの音源を録っている現場を、カメラで撮って、YouTubeには音声ではなく動画として配信した方が価値が出るのは分かっているのですが、その環境を整えるのに少し時間がかかるのと、「クオリティーよりも、スピードだろ!」という根っからのスピード狂が発動し、まずは音声のみの配信。

発信過多の時代に「可処分時間の奪い合い」にはあまり明るい未来が見出だせなくて(※とはいえカジサックは応援する!鬼贔屓!)、「ゆくゆくは、これを…」みたいな気持ちはあまりなく、「音声の動画化の可能性を探りたい」という興味が大きいです。
基本的に僕は昔からこの調子で
「雛壇を辞めてみたら、どうなるんだろう?」
「絵本作家になってみたら、どうなるんだろう?」
「スナックを経営したら、どうなるんだろう?」
「オンラインサロンを始めたら、どうなるんだろう?」
「分業制で絵本を作ってみたら、どうなるんだろう?」
「書籍を無料公開したら、どうなるんだろう?」
「著作権をフリーにしたら、どうなるんだろう?」
「どうなるんだろう?どうなるんだろう?どうなるんだろう?」というコトばかりに手を出しています。
当然、失敗や挫折もたくさん味わうことになるのですが、「ダイヤモンドは未開の地にしか埋まっていない」ということが分かったので、今日もスコップ1本を担いで、人気(ひとけ)の無い山へエンヤコラ。

ダイヤモンドを掘り起こすことよりも、「『ここにはダイヤモンドが埋まっていなかった』という体験をして、不毛の地の匂いを知ること」の方が遥かに重要で、その繰り返しで、トレジャーハントの精度をあげています(と言い聞かせています)。
そんなこんなで、一にも二にも「挑戦・成長」を追いかけているのですが、まわりを見渡せば、せっかく能力があるのに「挑戦・成長」を選ばない人が少なくありません。
以前、Voicyでも『仕事のサイズが大きくならない人の共通点(https://voicy.jp/channel/941/57745)』というお話をさせていただいたのですが……『自身の成長を止めてしまう人』というのはスケジュールをビッチビチに埋めてしまって、ワンサイズ大きめの仕事を受ける(挑戦する)スペースを潰してしまっているので、いつまでたっても同じ場所で足踏みをしています。

そういう人に、「スペースを空けないと、新しい挑戦ができないじゃん。大きな仕事が入ってきようがないじゃん。スペースを空けなよ」と言ったところで、返ってくるのは「そうだよねぇ…う~ん」という言葉。
挑戦するスペースを空けない人の反応は、100人が100人、これです(マジで!)。
頭では理解しているのですが、スケジュールを埋めてしまうことを辞められないのです。
ちなみに『依存症』を辞書で引くと、「日常生活に支障をきたしているにもかかわらず、お酒や薬物の使用・ギャンブル・買い物などにのめり込み、それがやめられず、自分の力だけではもうどうにもならない状態」と出てきます。

彼らは何らかの『依存症』か『中毒』に陥っていると考えられます。
問題は「何の依存症に陥っているか?」です。
ここを言語化して、明確にしないと、説得(治療)しようがありません。
どれだけ説明しても、彼らが納得することはないのです。
僕は、彼らが陥っているのは『フロービジネス依存症』だと考えます。
「フロービジネス」というのは、1回の取引でお客さんとの関係が(一旦)終わってしまい、継続的な売上を上げることができないビジネス形態のことです(by Wikipedia先生)。
飲食店や、タレント業なんかがそうですね。

その反対は「ストックビジネス」といいます。
「ストックビジネス」とは、契約やら何やらをして顧客を囲い込み、持続的にサービスを提供しながら長期的に収入を上げていくビジネス形態のことです。
メンテナンス業や、オンラインサロンがそうですね。
「ストックビジネスは生涯安定か?」というとそんなことはなくて、当然契約解除が続いたら、終わります。が、とはいえ、来月の売り上げはおおよそ見込めます。
売り上げが蓄積型なんですね。

一方、「フロービジネス」は、言ってしまえば、『その日暮らし』で、一寸先は闇。
常に不安と隣合わせ。
その不安を潰すように、アル中が酒を飲むように、田代まさしが覚醒剤をブチ込むように、スケジュールを埋めてしまいます(※安心を得ます)。
彼らにとって最大の快楽は「スケジュール表が黒く埋まっていること」で、それを見て、ニヤニヤ。ついでに、貯金額を見てニヤニヤ。
また明日もフロービジネスに走ります。

ただ、人間に『老い』がある以上、20年後に今の調子で働くことはできないので、トータルで見たら衰退です。
この『フロービジネス依存症』から抜け出すには、まずは、「世の中には『フロービジネス』と『ストックビジネス』というものがある」ということを知り、自分が取り扱っている仕事が「フロービジネス」ということを把握すること。
次の段階としては、「少しでもいいからスペースを空けて、その時間で、ストックを作る」というリハビリをすること。

酒やタバコを断つ時と同じ感じで、少しずつ少しずつ。。
フロービジネスは取っ払いで、すぐに収益化できるから、20代の頃は周り全員がフロービジネスだったので、あまり気にならなかったのですが、
さすがにアラフォーにもなると、「少しずつストックビジネスに移行してきた人」と、「あの頃のままフロービジネス100%で走り続けている人」との格差が目立ってきました。
他人事のように語っていますが、もちろん、サロンメンバーの方の中にも『フロービジネス依存症』の方は結構多いと思います。

「フロービジネスがダメだ!」と言っているわけではなくて、「フロービジネスのメリットとデメリット、そして依存性を知った上で、フロービジネスと向き合ってみては?」というメッセージです。
皆様の挑戦が上手くいくことを願っています。
僕も頑張ります。
現場からは以上でーす。

時代は「人検索」へ-キングコング西野亮廣

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