100年続くエンターテイメント

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この記事は1年前のオンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所の過去記事です。

2020年1月5日
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おはようございます。
先日、(株)NISHINOのスタッフの瀬戸ちゃんが、「月~金働いて、土日はダンサーでもしようかと思ってます」と言っていて、「そこそこイイ会社だなぁ~」と思っているキングコング西野です。

※明日から春期インターンの募集が始まります。
https://ameblo.jp/nishino-akihiro/entry-12564716078.html

さて。
「ファンがいてナンボ」の芸能の世界に身を置いているので、常識が何と言おうと、常に「応援シロがある方(ほう)」を選ぶようにしています。

2017年までの数年間、テレビの「ひな段」に出ないキングコング西野を、多くのテレビマンやタレントやそのファンの方が袋叩きにしたことがありました。
落ち着いて整理すると、あれは『芸人だったら、ひな段に出ろや派』と『いろんな生き方をする芸人がいてもいいじゃないか派』の戦争だったと思います。
当然、キングコング西野は後者ですね。

支持者の数(戦力)でいうと、10000対1で『いろんな生き方をする芸人がいてもいいじゃないか派』が負けていますが、「どっちの方が応援シロがあるか?」で、この戦いを見たときに、長期戦にはなりますが、コチラに分があると判断しました。

その後、多くの人が手のひらを返して、その戦争を間近で見ていた梶原君からは「『あの時は、よくも~』と、やり返さないの?」とよく言われるのですが、やり返すことができる力を手に入れた人間がやり返す物語に「応援シロがあるか?」と自問自答した時に、「無い」と判断しました。
戦争は終わりです。

本題はここからなのですが、10000対1の戦に挑んでいた時に、握っていた剣があります。

それは著書『革命のファンファーレ』で多用されたような『強い言葉』だったり、「迫害を受けている」という『ポジショニング』だったり。

それらの切れ味が良かったから、良い結果を出すことができたわけですが、あくまでそれは、「10000対1という数的不利な状況で勝利をもたらしてくれる剣」であって、「いついかなる状況でも勝利をもたらしてくれる最強の剣」ではありません。

ここは、本当に見誤ってはいけません。

あれだけの地獄的状況をひっくり返した剣を力を信じきり、剣の切れ味が悪くなっても、「いやいや、そんなハズはない。だって、この剣は、10000人をやっつけたのだから」と手放さない。これが、イノベーターが二つ目のイノベーションを起こせない最大の原因です。

「勝ちパターンには賞味期限がある」と書かれた紙を、部屋の壁に貼っておくぐらいのことをしておかなくちゃいけませんね。
それこそ、「ひな段」は芸能界でイノベーションを起こし、2000年代の勝ちパターンだったわけで。。

芸能の世界に限らず、本当に様々な場面で、同じような「盛者必衰」が起こっています。
ただ、キングコング西野にいたっては、世界を獲ろうとしておりますので、たかだか5~6年で落ち着かれてしまうと困るわけです。

『革命のファンファーレ』を出した時代は、言葉の端々に「怒り」が滲んでいて、場合によってはその孤軍奮闘っぷりが色っぽく映ったかもしれませんが、その剣では10000人を倒せても、70億人は倒せません。
「怒り」では世界を変えることができない。

最近、あれだけ嫌っていた「マニュアル」という言葉を自分が使い出したことに、自分でも驚いていて、ただ、もう、年末あたりの投稿から皆さんも薄っすらとお気づきかもしれませんが、僕らは次の勝負に行かねばなりません。

若手が育つ環境を用意し、
僕のようなオジサン達にはシミュレーションゲームのようなエンタメを提供し、
主婦の胸を踊らせ、
シングルマザーのフォローをして、
爺ちゃん婆ちゃんが安心できる環境を作り、
戦争や国内外の貧困問題と向き合い、
僕か死んでも『えんとつ町』の物語が終わらないように、続編が書ける作家も育て、
その上で、
100年続くエンターテイメントを作る。

自分がいなくなった世界のことを想い、そこに向けて準備する時間が少し増えました。
ウォルト・ディズニーは、どこまで先を想像していたのかなぁ?

明日から学生インターンの募集が始まります。
世界を獲りにいく人間の仕事をゼロ距離で見せて、一旦、泡を吹かせてやります(笑)
そして、キチンと希望を育てます。

現場からは以上でーす。

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