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この記事は1年前のオンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所の過去記事です。

2020年1月15日
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おはようございます。
「今朝のブログはヒドイこと言っちゃったかなぁ」と思っているキングコング西野です。

さて。
今日は「西野の時間とお金の使い方」について、お話ししたいのですが、結論まで、かなり遠回りします。
頑張ってください。

去年末に『ガンバ大阪』さんからサッカーのユニフォームデザインの依頼をいただいていて、「○○をするのは可能ですか?」と質問したところ、「すみません。検討してみたのですが、少し厳しいです。。」という返答があったので、今回のお仕事はお断りさせていただくことにしました。

ただ、これに関しては、ガンバ大阪のスタッフさんが動いてくださった結果、「物理的に厳しい」という話なので、仕方無いと思っています。

代案として「僕がやりたくないこと」や「ガンバ大阪の経営陣が求めていること」をやっても、ガンバ大阪さんの為にも、お客さんの為にもならないので、「今回は辞めましょう!また、いつか!」とお伝えしました。

たぶん、いい判断だと思います。

オファーをくださったガンバ大阪さんにはとても感謝しています。
ありがとうございます。

勘違いして欲しくないのが、このガンバ大阪さんの件と今朝の僕ブログは全くの別件です。
我ながら、変なタイミングで記事を書いちゃったなぁと思っております。ごめんね。

【関連記事】
『フランス映画みたいな仕事する三流クリエイターが嫌い』→https://ameblo.jp/nishino-akihiro/entry-12567137355.html

ブログでは、まだ我慢していますが、こういう「あえて○○してみました」とか「ここは逆に△△で」といった仕事をするオナニークリエイターがメチャクチャ嫌いです。

「そんなものは世界を獲ってから、やれよ。お前のオナニーなんて、お前の家族と呑み友達以外、誰も興味ねぇよ。僕の仕事場に持ち込んでくるな。タコブツ!」と思っています。

このコトと、今回のガンバ大阪さんの件は、全然別件だということを御理解ください。

共通している点は「違うな」と思ったら、何の躊躇いもなく撤退するというところです。
撤退を「戦略的前進」として捉えない人からは、「情が無い」「冷たい」と言われたりしますが、めげずに撤退します。

…前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。

基本的に僕は、「多くの人が想像できる取り分(目先の売り上げ)」には全く興味がありません。

「ここで、○○を獲たことによって長期的に失うものは何だろう?」や、「ここで△△を獲りにいかなかったことで、長期的に得られるものは何だろう?」ということばかりを考えていて、必ずその判断には『長期的に』という言葉が入ってきます。
意外と保守的な人間なのかもしれません。

「自分の限られた時間を、いつかは老いて、消えてなくなる自分にポイントを入れる為に使っていいのだろうか?
…いやいや、自分の限られた時間は、老いることも消えることもない『作品』にポイントを入れる為に使った方がいいよね。
であれば、今、目の前にある『出役(タレント)としての需要』に応えるのは辞めて、作品を生み出し、広めることに時間を使おう」
という判断をしたりします。

売れっ子を10~30年やることには興味がなくて、100年~300年続くエンターテイメントを作ることに興味があるようです。

▼「出資」も似たような感じでやっています。

投資家さんが事業に出資する時って、基本、後々、お金になりそうなをところを選ぶじゃないですか?
その時、保有している株を売ることでお金を作ったりすると思うのですが、「株を買って、高値で売る」という【お金の作り方】に、僕、まったく興味がないんです。

じゃあ、『西野亮廣エンタメ研究所(株式会社NISHINO)』は、どこにお金を出すかというと、「成功する事業」ではなくて、「物語がある事業」なんです。
(※注 「物語がある事業」=「成功しない事業」ではありません)

たとえば、先日、「ベーシックインカム」と称して、ブロードウェイミュージカル『Poupelle of Chimney Town』のチームに月50万円の活動支援金を出させてもらうことを決定しましたが、ベーシックインカムの本質は「投資」だと思うんですね。
自国を豊かにする為の「投資」です。

じゃあ、お金を出した側(今回だと西野亮廣エンタメ研究所)へのリターンは何か?というと、
ミュージカルの売り上げでもなく、
ミュージカルチームを運営する会社の売り上げでもなく、
ミュージカルを運営する会社の株を売って作るお金でもありません。

日本人がブロードウェイに挑戦し成功するまでの裏側をサロンで追い続けたら、続きが読みたくなって「サロンの退会率」が下がるわけじゃないですか。
そこが最大のリターンですね。
(#そんなことを言っちゃうのか)

その為には「物語として面白い」が絶対条件になるので、ピンチを何度も迎えてもらわなくちゃいけません。
つまり、順調に右肩上がりに成長していく物語性の薄い事業には興味がないんです。

キチンとピンチを迎えて、キチンと浮き沈みがあって、そんな「サロンメンバーの皆の胸を踊らせてくれる物語を途絶えさせない為」に、お金を出させていただいています。
そっちの方が長期的に見てプラスだと思うんですよね。
そして、そこでのプラスを、また次の挑戦者に使う。

「出資はするけど、回収方法が投資家さんとは違っていて、僕は、オンラインサロンの『読み物価値』を上げることで回収しているよ」
というのが今回のお話です。

「やりたいことが見つからない時代」で、明らかにグイグイと価値を上げているのは『皆が夢中になれる物語』で、そういう物語を抱えた人(事業)を今日も探し、お金をかけて、絶滅危惧種のように保護していきます。

現場からは以上でーす。

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