「流れ」を作れ

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この記事は1年前のオンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所の過去記事です。

2020年4月7日
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おはようございます。
激しく酔っ払って、「結局、世界で一番美味しい食べ物は『日清のシーフードヌードル』ということでいいよね?」というコメントを残したことで有名なキングコング西野です。

さて。

VUCA(先が読めない)時代に入り、これから僕らは、いろんな仕事に手を出して、リスクを分散させて生きていくことになるでしょう。
その際、「手を出す仕事」と「手を出さない仕事」をどのように振り分けていけばいいのか?

今日は、そんな話をしたいと思います。

本題に入る前に、まずは4月1日に投稿した『ジョブ』に関する記事を先に読んでいただきたいっす。
https://www.facebook.com/groups/157664324853695/permalink/557713981515392/

ザックリと説明すると、『ジョブ』というのは、「特定の状況で、お客さんが成し遂げたいコト」です。
お客さんには、そもそも「その状況で、成し遂げたいコト」があって、その解決手段として『ニーズ』が生まれるわけですね。

つまり、
「昼御飯に割く時間がないけど、午後から働く為には腹を満たさないといけないので、サクッと食べられる昼御飯には無いものか?」という『ジョブ』があって、
「『富士そば』に行こう!」という『ニーズ』が生まれるわけです。

なので、『富士そば』の競合は、注文が入ってから手打ちするガチ蕎麦屋『○○庵』ではなくて、『松屋』や『コンビニ弁当』だったりします。

「蕎麦屋の競合は蕎麦屋」と考えるのは少し浅はかで、『ジャンル』で見るのではなくて、『ジョブ(その時のお客さんが成し遂げたいコト)』で見た方がいいっす。

ここまでな、なんとなく分かりますよね?
「よく分からない」という人はコメント欄で潔く「よく分からない!」と言ってみてください。
たぶん誰かが優しく教えてくれます。
(#丸投げ)

んでもって、ここからが本題です。

以前、けんすうサンが「西野さんの活動を『点』で捉えて真似をしたところで、意味がない」的なことを言ってましたが、まったくその通りだと思います。

「西野のオンラインサロンって、そんなに盛り上がってるの? え? 年間に5億円以上の売り上げがあるの? よし、俺もやろう」的なやつです。
これは、確実に失敗します。
もう、こんなに「確実」なことは他に無いぐらい、確実に失敗します。

見なきゃいけないのは、『点』じゃないです。

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▼ 「流れ」を作れ
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僕は『流れ』を意識しています」という話をしたいと思います。

よく、「次に何が流行りますか?」とか訊かれるのですが、次に流行るものと、その人が手をつけた方がいいものは、まったく別です(バッサリ!)。

その人のキャラクターとの相性もありますし、その人が【他に手掛けている仕事との繋がり】もありますよね。

ここでは特に後者(他の仕事との兼ね合い)についてお話ししようと思います。

僕、ぶっちゃけた話、「その時、何が流行っているか?」とか、(これマジで)ビックリするぐらいどうだっていいんです。

『エンタの神様』も『爆笑ヒットパレード』も『ひな段』も、クソほど流行っていましたが、まったく参加しませんでした。

大切なのは「時間をかけて生み出したエネルギーを、スムーズに次に流せているか?」という部分です。

(安心してください。分かりやすく説明します)

たとえば、僕が「ペットボトルロケット」や「メントスコーラ」の企画を毎日お届けするYouTubeチャンネルを持っていたとして、その動画の最後に『オンラインサロンに興味がある方はコチラまで↓』みたいな案内を出しても、サロンに入ろうとは思わないですよね?

サロンメンバーを増やすことを目的として、再生回数が伸びる動画を撮ったところで、これでは意味がない。

これ、『流れ』が悪いんです。
「伝達率が低い」という言い方もできますね。
せっかく生み出したエネルギーが、次に流れずに、死んでしまっているんです。

今でも時々、お客さんから「○○をすれば、再生回数が伸びますよ」とアドバイスをいただくのですが、それによってサロンに興味を持ってもらえないのであれば、「○○をして再生回数を伸ばすことに費やした時間」というのは、まったく無駄なんです。

ここまでは分かりますよね?

じゃあ次に「サロンに誘導するには、何を発信すればいいんだ?」と考えるのですが、『エンタメ研究所』と言っているぐらいですから、そりゃあ、まぁ『エンタメ』『ビジネス』『マーケティング』といったところでしょう。

そして、次に「その『エンタメ』『ビジネス』『マーケティング』の話を、【どのメディア】で発信するのが、一番いいの?」ということを考えます。

その時に、「そもそもオンラインサロンに入るような人達のジョブ」を考えます。
(ここで「ジョブ」がきたぞ!)

おそらく、オンラインサロンに入るような人達は、「何かしたいなぁ」と考えているので、大学生であろうと、ビジネスマンであろうと、主婦であろうと、「時間が無い人」が多いと思います。

毎日『ミヤネ屋』をボーっと観ている人は比較的少なそう。
どうせ、通学中や、仕事の合間、家事の合間に、「エンタメの最前線って、どうなってんの?」と覗くパターンでしょ?
(僕は知ってるぞ!)

となってくると、オンラインサロンに人を誘導するのに最も適したメディアは『動画』じゃないんです。
『動画』は「時間に余裕がある人」の為のメディアなので。

「この暇な時間を素晴らしいものにしたい」というジョブを持っている人が『動画』を選び、「移動時間や化粧時間や運転中などに、学習したい」というジョブを持っている人は『音声』を選ぶんですね。

ここまで説明すると「動画→オンラインサロン」よりも、「音声→オンラインサロン」の方が『流れ』が良い(伝達率が高い)ことが見えてくると思います。

昔、オリラジの中田君から「オンラインサロンとかやりたいんですけど…」と相談され時に、「だったら『ヒルナンデス』と『ビビッド』は辞めなきゃダメだよ。繋がってないじゃん」と偉そうにアドバイスさせてもらったのですが、つまり、そういうことです。

この『流れ』をキチンと整理していないと、リスクを分散させる為に立ち上げた様々なビジネスが、それぞれ単体で動いてしまって、時間と体力の無駄遣いになってしまいます。

一度、ご自身のそれぞれ活動で発生したエネルギーがキチンと次に伝達しているかどうかチェックしてみてください。
コロナ時代を乗り切るヒントになるかもしれません。

現場からは以上でーす。

西野亮廣エンタメ研究所の入会ページのリンクはこちら

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