チケット協賛

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この記事は1年前の西野亮廣エンタメ研究所の記事です。

2020年10月25日
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おはようございます。
『乗ってみたい動物ランキング』を作ろうと思ったのですが、「サイ」以外見当たらなくて、上手くランキングが作れないキングコング西野です。
さて。
今日は、『丁寧にハックする』というテーマで、ちょっとエグめの話をしたいと思います。
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▼ 「取りこぼし」を割り出す
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昨日、サロン内で映画『えんとつ町のプペル』の【チケット協賛】の募集をかけたところ、僅か1日で「1万4550枚」の協賛の申し出がありました。
#本当にありがとうございます
(※協賛の応募フォームはコチラ→https://forms.gle/d8aQbHFKwuDrJ1KN9)
サラッと紹介しちゃっていますが、これは「取りこぼしていた分」で、何も仕掛けなかったら、(自分達が知らないうちに)大ダメージを食らってたところです。
今回の場合だと1万4550人が劇場に足を運んで、口コミをしてくれて、場合によっては友達や家族を誘ってくれることもあるわけで、潜在人数は計り知れません。
この手の「取りこぼしの回収」はキチンと分析すれば再現性があることなので、「そもそも今回の企画が生まれるキッカケがどこにあったのか?」を明確にしておきます。
キッカケは、めちゃくちゃシンプルで、僕自身が映画の宣伝会議で『チケット協賛』の存在を知ったことです。
当然、映画にはいろんな企業さんが絡んでいることは知っていたのですが、これまで「出資企業」と「協賛企業」で分けて考えたことがありませんでしたし(何も考えずにエンドロールを見てた)、「協賛」にも様々な形があって、その中には『チケット協賛』というとのがあることを知りませんでした。
ここで「へぇ~、『チケット協賛』っていうのがあるんだぁ」で終わっちゃダメで、「自分が知らない」ということは他にも知らない人がいるハズで、その知らない人の中には「チケット協賛というものがあるのであれば、協賛したい!」という人が眠っているハズです。
ここまで因数分解すれば、あとは「取りこぼし(※協賛する気はあるけど協賛できることを知らなかった)」を回収する施策を打てばいい。
とにもかくにも大切なのは、取りこぼしを割り出すことで、その為には徹底した状況整理が必要です。
「自分は今、何を取りこぼしているのだろう?」という「取りこぼしている前提」での自問自答ですね。
時代が動いている(ルール変更が起きまくっている)今なんかは、特に「取りこぼして」が多いハズで、とにもかくにも状況整理。そして問い続ける。
具体例を挙げます。
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▼ 歴史をハックする
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映画『えんとつ町のプペル』の制作を進めながら、先々仕掛けるプロジェクトの準備も同時に進めています。
それこそが、まさに「取りこぼし」を割り出して、それを回収する為におこなうプロジェクトなのですが……
まず、「僕が頑張っても手に入れられないものは何かなぁ?」と考えてみました。
パッと思いつくのは【土地】と【流れた時間(歴史)】です。
【土地】は誰かが手放してくれないと手に入りませんし(=自分の意思だけでは手に入らない)、お金を払って時間を作ることはできても、「樹齢1000年」などの【すでに流れた時間】は買えません。
ただ、ときどき天変地異が起きて、今回のコロナちゃんの場合だと、「手に入らないはずの土地」が手に入ったりします。
ここなんかは早い者勝ちですので、今年2月のダイヤモンド・プリンセス号での集団感染が起きた段階で、「これによって、どうルールが変わり、どこが空くのか?」という状況整理を始めておかなくちゃいけません。
#状況整理は習慣にしておかないとダメだよね
次に、「今って、そもそも、どういう時代だっけ?(日本編)」を考えてみました。
①人口が減っている
②不景気突入
③オンライン化により格差が加速する
といったところでしょうか。
③なんて分かりやすくて、それこそコロナで収入源を断たれてしまったタレントが慌ててオンラインサロンを始めましたが、オンラインの棚(同じ棚)に並んだ瞬間に、結局、他所のサロンと比較されてしまうので、オンラインサロンシフトで(インプットし続けられる)スケジュールを組み立てていないタレントのオンラインサロンの会員は、他所(オンラインサロン強者)に流れちゃう。
「無策のオンライン化」は競合に自分のお客さんを流す作業でしかありません。
しかしながら、多くの経営者(個人事業主)がその手を打ってしまいます。
コロナも相まって、ここから多くの会社(お店)の経営が厳しくなってくることは明白で……ここに「取りこぼし」が発生しそうです。
このように因数分解してみます。
①昔は多くの会社(お店)の経営が安定していた。
②余剰金が潤沢にあった。
③それらの余剰金は何に使われていたのだろう?
④何かの「支援」だろうな
⑤余剰金によって守られていた「歴史」は無いだろうか?
⑥もしあったら、余剰金によって守られて続けてきた「歴史」は今、消えかかけている。
⑦ふむふむ。今は「歴史」を買えるチャンスだな。
…といった感じです。
「土地」同様、「過ぎた時間(歴史)」もまた、持ち続ける為には管理コストがかかるわけですね。
そこで、管理コストが調達できずに息が上がっている「歴史」をズバババとリストアップ。
その中から、僕の活動(エンタメ)に落とせるものを選んだ結果、『花火大会』という答えが出てきました。
僕の地元・兵庫県川西市には、お隣の池田市と共同で開催している『猪名川花火大会』という大きな花火大会(約13万人動員)が毎年夏に開催されます。
この花火大会の特徴は「住宅街で打ち上げられる」という点。
これは、先に花火大会があって(※70年前からあった)、その後、花火大会がある土地に街が発展したから「住宅街の花火大会」が実現できているわけで、今から僕がどれだけ逆立ちしても「住宅街の花火大会」は作れないんですね。
花火大会のハードルは「大渋滞」で、その地域で商いをしている人以外は、まったく嬉しくありません。
#つまり開催費用が調達できても開催許可が降りない
地元企業の協賛で打ち上がっている花火大会は、今はどこも虫の息で、ここはお手伝いさせていただく形で、上手く引き継げる部分かなぁ?と思っております。
#サロンの売り上げで大規模な花火大会を開催していたら面白いじゃん
花火大会のネックは「予算を回収するポイントが少ない」で、ここは花火大会のメイキングからキチンと販売し、グッズもキチンと販売すれば、ちゃんとペイできると思います。
今は、来るべきタイミングに向けて「街中で花火を打ち上げる物語」を作っています。
今年12月発売の絵本『みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~』がそれです。
【サイン本の御予約はコチラから】
→https://nishino.thebase.in/items/28763178
「今、自分が何を取りこぼしているのか?」
これは、そもそも取りこぼしているモノなので、たまたま見つかる答えではなく、「考えないと出てこない答え」です。
ただ、昨日の『チケット協賛』しかり、『花火大会(今しか買えない歴史)』しかり、大きな大きな「取りこぼし」が半径3メートル以内に平気で埋まっています。
一度、探してみてください。
ていうか、ド派手な花火大会やりましょうね😁
現場からは以上でーす。
(※チケット協賛はコチラ→https://forms.gle/d8aQbHFKwuDrJ1KN9)
【追伸】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。

西野亮廣エンタメ研究所の入会ページのリンクはこちら→https://salon.jp/1hc1srjr-johu-o7eg-33xn-r8u88p2slizf

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