意味変しやすいようなコンテンツ開発

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この記事は1年前の西野亮廣エンタメ研究所の記事です。

2020年10月27日
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おはようございます。
Facebookのタイムラインに流れてくる「ゾンビをなぎ直していくゲーム」のCMの中で、ゾンビに混じって襲ってくる巨大なモンスターの正体が気になって眠れないキングコング西野です。
#もうダウンロードしろよ
さて。
今日は『キングコング西野が考えている少し先のこと。ずっと先のこと』というテーマでお話ししたいと思います。
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▼ 息をするように「意味変」を扱う
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昨日、映画『えんとつ町のプペル』の舞台挨拶がありました。
窪田正孝さんも芦田愛菜さんも本当に「誠実」を絵に描いたような方で、プペルのルビッチを演じていただくに相応しい才能だと、昨日、あらためて思いました。
早く、早く皆様にお届けしたいです。
昨日は、当然、宣伝まわりのスタッフさんも現場に来られていました。
空き時間、宣伝のスタッフさんの方から、
「西野さん。オンラインチケット(前売券)が、もう5000枚以上売れているそうです。このタイミングの前売りで4桁売れるのって、なかなかありません」
と御報告いただきました。
(※スマホ特製待ち受け付きオンラインムビチケの購入はコチラ→https://mvtk.jp/Film/070395)
たしかに考えてみりゃ、僕自身、これまで「映画の前売券」を買ったことがありません。
いつも当日券で購入させていただいています。
そう考えると「発売から間もなく前売券が5000枚が売れることはなかなか無い」も納得です。
ただ「5000枚」と聞いた時に、同時に、「自分(達)発信で仕掛けている前売券の枚数」が頭をよぎります。
田村Pがクラウドファンディングを立ち上げて、「ギフト」として前売券を販売してくださり、「2500枚」以上の前売券が売れました。
一昨日、募集をかけた『西野亮廣オンライン講演会~マーケティング講座【上級編】~』の受講料は5300円。しかし、そこには映画『えんとつ町のプペル』のチケットが3枚付いてきます。
#受講料は実質ほぼ無料
「講演会の参加権」として映画の前売券を販売し、こちらは2000名の集客を予想していて、ここでも前売券は「6000枚」以上は販売します。
(※『西野亮廣オンライン講演会~マーケティング講座【上級編】~』の参加はコチラ→https://silkhat.yoshimoto.co.jp/projects/2158)
YouTube講演家の鴨頭さんが立ち上げてくださったクラウドファンディングでは、「子供達へのギフト」として前売券を販売し、なんと、「3万枚」の前売券が売れました。
んでもって、コロナが始まってからずっと続けている「子供達にプペルを贈りたい」というクラウドファンディングでは、西野の地獄自腹も相まって、述べ「14万枚」の前売券が売れています。
こちらも「ギフト」として販売させてもらったものです。
(※コチラ→https://silkhat.yoshimoto.co.jp/projects/1921)
整理すると、映画『えんとつ町のプペル』の前売券は、【映画の参加券】として売れた枚数が「約5000枚」で、【ギフト】や【映画の参加券】などの“意味変”によって売れた枚数が「約17万枚」。
#この他にサロンメンバーさんのチケット協賛が2万枚あります
この数字を見れば、サービスを提供する際に「意味変」という考え方(打ち手)を持たないことが、いかに機会損失かが分かります。
映画のチケットを「映画のチケット」としてしか売らないのは、あまりにも博打すぎます。
一度、ご自身のサービスに置き換えて考えてみてください。
ところで、今回の最大の「意味変」は「『映画のチケット』を『ギフト』にできた」というところです。
もう少し踏み込んで分解すると「映画『えんとつ町のプペル』はギフトにしやすい作品だった」
今年大ヒットした映画『コンフィデンスマンJP』はギフトにはなりません。
#作品を否定しているわけではありません
このあたりの「逆算」が今日の記事の後半のテーマになります。
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▼ ずっと先のこと
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僕の目標は「300年続くエンターテイメント」を作ることです。
つまり、僕が死んだ後のことも今のうちから設計しておかなくちゃいけません。
なもんで、僕には大きな大きな宿題があります。
それは「映画『えんとつ町のプペル』の続編の脚本が僕以外の人にも書けるように、映画『えんとつ町プペル2』を作る」という宿題です。
僕の寿命と同時に、『プペル』の新ネタが尽きてしまってはいけません。
しかし、今の(今回の)『えんとつ町のプペル』の物語は、西野亮廣の人生が下地になりすぎていて、「あとは宜しく!」と脚本執筆を丸投げされても、任された脚本家は、どこをイジッて、どこをイジッてはいけないのか皆目見当がつきません。
『えんとつ町のプペル』が、『サザエさん』や『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』のように、その時代の脚本家のプラットフォームになる為には、「書き継がれていく脚本のルール」が必要なわけです。
僕は『えんとつ町のプペル』のルールを次のように設けました。
①一話完結
②時間を前に進めない
③バトルシーンはあっても、バトルアニメにはしない
④エロを入れない
⑤血を流さない
⑥必ずハッピーエンド
①~③は「能力のインフレ」を防ぐことが目的です。
「修行をして強くなる」は少年漫画の王道ですが、強くなってしまった主人公に物語をつける為には、敵(問題)も強くしなければなりません。
エンタメを50年で終わらせるなら、それで十分ですが、300年続けるとなると、主人公を(トータルで)成長させてはいけません。
一話の中で成長させるのはアリですが、続編に持ち込んでしまうほどの成長はNG。
「続編でリセットできる程度の成長」にとどめておく必要があります。
④~⑥は『ギフト』としての意味変を強化することが目的です。
「子供にプレゼントする映画」の定番をとりにいった方が強いので、エロや残酷なシーンを好む層を取りにいく必要ありません。
……というルールで『えんとつ町のプペル』は回すよ、ということを、次代の才能に伝える為の『えんとつ町のプペル2』の脚本の執筆を先日スタートさせました。
ルールブックにならなくちゃいけないし、『2』として単体で成立させなきゃいけないし、ハードルは高いですが、望むところです😁
すでに『2』に繋がるように(しかし繋げていることがバレないように)、『1』の中に「連結パーツ」を仕込んでおります。
是非、劇場で御確認ください。
今日は「意味変」の重要性と、「意味変しやすいようなコンテンツ開発」についてお話しさせていただきます。
300年続くエンターテイメントを作りにいきます。
当然、皆様が爺ちゃん婆ちゃんになっても、飽きさせません😁
末長く宜しくお願い致します。
現場からは以上でーす!!
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