この記事は1年前のオンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所の過去記事です。
2018年3月17日
今日の川西での交流会で絵描きの青年から相談されたので、「とりあえず10万円振り込むから、プペルの絵を描いて」と伝えた。
先に、お金を受けとると頑張らなきゃいけなくなるから。
gallery『プペル』では、僕も積極的に作品を買おう。
そして、本当にいい作品は、(作家さんに仕事の依頼がくるように)作家さんのキャプションをつけて、国内外のプペル展に持っていく。
挑戦する人を具体的に支援する。
オンラインサロンメンバーから、「えんとつ町のプペルのLINEスタンプを作ってもいいですか?」
という投稿があったので、それについての僕の考えをまとめておきます。
結論から言うと、「プペルのLINEスタンプを作るのは全然オッケーです。ただ、“かわいいスタンプ”は需要がないと思います」です。
LINEはコミュニケーションツールなので、当然、LINEスタンプには、コミュニケーションを
加速させてあげる要素が必要で、“かわいいスタンプ”には、それがないんだよね。
LINEスタンプでハマるのは“やんわり憎たらしいスタンプ”。
“やんわり憎たらしいスタンプ”が送られてくると、そこから「うるせーよ」というツッコミが発生する。
つまり、“やんわり憎たらしいスタンプ”には、返せる(参加できる)余白があるんだよね。
かわいいスタンプ=一方通行
やんわり憎たらしいスタンプ=インタラクティブ
「デザイン」は、ビジュアルだけじゃなくて、こういった、人の心理や、人の動きまで見越して、先回りしなくちゃいけない。
もっと言うと「問題解決」だね。
デザイナーとして、需要がある人と、そうでない人の決定的な違いはソコ。
「絵」を描くのではなく、「絵を含めた人の動き」までを描く。
それが、とーーーーっても大事です。
今朝のオンラインサロン講座でした。
『えんとつ町のプペル光る絵本展in川西』に行ってきた。
最高でした。
スタッフの皆様に感謝感謝感謝。
オンラインサロンの中なので、1つだけ正直な意見を言うと、音楽が残念だった。
静かなハープの曲(プペルの曲)が流れていて、静粛にしなきゃいけない雰囲気になっていた。
『えんとつ町のプペル』は音楽を最初に作って、その音楽に会わせて、
背景やキャラクターを作っていったので、音楽を変えてしまうと、世界観がチグハグになってしまう。
ハープ奏者のAGATAさんを前に出してあげたい(宣伝してあげたい)スタッフさんの狙いや、優しい気持ちはとても理解できるのだけれど、
世界観に合っていない音楽は逆宣伝で、「なんでオリジナルの楽曲じゃねーんだよ」というネガティブな感情がAGATAさんに集まってしまう。
「マキシマムザホルモンのLIVEに行ったら、なんと今回だけ特別に全曲ピアノバージョンだった」みたいな感じ。
この時、「ふざけんなよ。そんなの待ってたんじゃねーんだよ」という声が、ピアニストにいってしまう。
ピアニストには責任はない。
ピアニストは呼ばれて来ただけなので。
プロデュースというのは、そこまで見越して、演出し、スタッフを配置しなきゃいけない。
変化球(特別感)を投げた時の副作用も把握しておかなきゃいけないわけだ。
ただ、これはあくまで僕個人の意見で、皆が皆、そうではないということだけ、念をおしておく。
そして、こういう意見はオンラインサロンだから言っている、ということも重ねて。
あらためて、『えんとつ町のプペル 光る絵本展in川西』は最高だった。
スタッフの皆様、本当にありがとうございます!
2018年3月18日
【メモ】
《しるし書店×ブロックチェーン》
本の転売の履歴はブロックチェーンの技術で管理できるので、
しるし書店に申請を出してくれた作家や出版社さんには、しるし本が転売される度に、
転売時に発生するお金の数%が作家と出版社に入るようにする。
読書屋、お客さん、出版社、作家…の四方良し。
『しるし書店』が目指す未来はココだな。
内緒ですよ。
あ、内容は内緒ですが、「西野のオンラインサロンが面白い」という投稿は全然オッケーです。
あれ、メチャクチャありがたいです。
オンラインサロンメンバーが増えれば増えるほど、やれることが増えるので。
入会ページのリンクはこちら→https://salon.jp/1hc1srjr-johu-o7eg-33xn-r8u88p2slizf
西野亮廣エンタメ研究所ってどんなとこか
まとめている記事があるのでまだ入ったことない人はチェックしてみてね。
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西野亮廣のオンラインサロンってどうなの?
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