この記事は1年前のオンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所の過去記事です。
2018年6月8日
昨日は、秋に出す予定の本(僕個人で書く方ではなく、堀江さんとの共著の方)のタイトル打ち合わせがあった。
打ち合わせのテーマは「いわゆる『普通』と呼ばれている人達に届けるには?」です。
『魔法のコンパス』も『革命のファンファーレ』も、「挑戦する人達」に向けて書いた本であって、その層はパイが小さい。
(添付したグラフの右の方)
「働き方改革」なんて言われているけれど、ほとんどの人は改革をしないし、挑戦することを選ばないし、5年後も同じ生活をしているし、普通を望んでいる。
(まさか、普通であることを否定しているわけじゃないよ)
日本の歴代のベストセラーのトップ20は『普通』の人の気持ちを捉えた本だ。
「『メチャクチャ売れている』と聞いて、手にとってみたら、内容がペラペラ(知っていることだらけ)だった」という経験をしたことがある人も少なくないと思う。
もちろん、そうでない本もたくさんある。
“空前のベストセラー本”の読み方は、本の内容に期待して読むのではなく、「なぜ、これほどヒットしたのか?」を探りながら読むことをオススメする。すると面白い。
堀江さんとの共著は、僕と堀江さんが最もハートを掴めていない『普通』層へのアプローチだ。
(普通層というか、「挑戦しない層」と表現をした方が分かりやすいのかな)
個人的にはまったくもって興味がないが「結婚」で悩んでいる人は(本当に)たくさんいる。
挑戦する人達の何十倍、何百倍、何千倍もの人が、「ヤバイ、結婚しなくちゃ」「まだ結婚できてない。どうしよう」と頭を抱えている。
たとえば、そんな人達を肯定するような一冊とか。
(決して、結婚している人を否定するわけじゃなく!)
「ディズニーを倒す」のなら、覚悟を決めて『普通』の層にアプローチしなきゃいけない。
このオンラインサロンのメンバーが勃起するような表現だけをしていても、ディズニーは倒せない。
今後、「あら?西野、今回はずいぶんヌルイことやってるなぁ」というのが何回かに一回は出てくると思うけれど、そういうことだと思って見てください。
※「明日は明日の風が吹く」という歌詞を堂々と書ける秋元康さんは本当にスゴイ!
【商品開発】
現在、ハヤシコウさんにデザインを依頼して絵本ボックスを作っています。
一巻は『Dr.インクの星空キネマ』『ジップ&キャンディ』『オルゴールワールド』『えんとつ町のプペル』が入ります。
一巻のパッケージは黒で決まりなのですが、二巻三巻も黒にするか、それとも別の色にするかは、まだ決めておりません。
どっちがいいっすかね?
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