この記事は1年前のオンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所の過去記事です。
2019年5月3日
本日は、長崎にいるのですが、これから羽田に飛んで、新幹線で静岡に移動して、夕方には姫路に移動して、夜は大阪に行くという糞スケジュールを組んだマネージャーの須藤君を爆破しようとしているキングコング西野です。
さて。
今日は「タメになる話」ではなくて、『えんとつ町のプペル美術館』建設の裏で密かに進めている『チックタックの時計台』建設の構想をば。
時計台を作ろう!
『えんとつ町のプペル美術館』の建設準備をエッチラオッチラ進めていたある日、「この土地を使って、何かできませんかね?」と、『えんとつ町のプペル美術館』から車で10分ほどの土地を提供してもらえることになりました。
東京ドームぐらいの広さです。
また「ウン億円」とかかる事業です。
どうせウン億円をかけるなら、儲けを無視して、「誰もやらないようなデタラメなこと」をやった方が面白いので、僕はそっちを選びます。
というわけで、絵本『チックタック~約束の時計台~』に出てくる時計台をランドマークにした宿泊&グランピング施設を作ることにしました。
あの時計台を実際に作っちゃうわけです。
どうやって作るの?
そもそも全員が時計(スマホ)を持っている現代に「時計台」なんぞ必要ありません。
さらには、今回作ろうとしている時計台の時計の針は「11時59分」で止めるつもりです。
つまり、時計台としての機能は何一つ果たしていないのです。
ただの「巨大な作品」です。
『太陽の塔』のノリですね。
んでもって、せっかく作るなら、今さら岡本太郎(太陽の塔)のスケールに負けるわけにはいかないので、「ウン百年かけて完成する作品」にしようと考えています。
なんだか話が大きくなってきましたね。
作品完成までにウン百年をかける方法は、以下の二つ。
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▼『サグラ・ダ・ファミリア』のように、完成までにウン百年かかる設計図を描いてしまって、後世の人達に作り継いでもらう。
▼作品に生命を宿して、作品の成長を作品に委ねる。
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面白そうなので、今回は②を選ぶことにしました。
完成までの工程はいたってシンプルです。
①チックタックの時計台と同じ形になるように、鉄骨を網目状に組む。
②網目状に組み上げた鉄骨に、数百~数千本の木の蔓を絡める。
③木が成長するのを待つ。
こんな感じです。
完成したら、大きな大きな一本の木のように見えますが、実際は数百~数千本の木の集合体というわけですね。
たまたま僕の地元の同級生に、国内外で活躍するプラントハンターの西畑清順君がいて、先日、清順君に技術的に可能かどうかを訊いてみたところ、「余裕でいける」との返事をいただいたのでGOです。
鉄骨を組み上げるまでは数年でいけますが、そこに木を絡めて、絡めた木が成長し、鉄骨を覆い尽くすまでには、数十年~数百年かかります。
つまり僕らは『チックタックの時計台』の「成長」は見れるけれど、「完成」は見れません。
しかし、まぁ、自分が手掛ける作品の中で一つぐらいは数百年の制作期間がかかるものがあってもいいし、未来の人達に「数百年前にこんなバカなものを作ろうとしたバカがいたんだ」とニヤニヤしていただけたら結構です。
制作費のことはこれから考えます(*^^*)
今日は「今、なんとなく、こんなことを考えてるよー」という御報告でした。
現場からは以上でーす。
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