分業制の絵本

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この記事は1年前のオンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所の過去記事です。

2018年8月27日

11月に約一年ぶりとなるビジネス書が出ます。

タイトルは『自由のつかみ方』か『時代のつかみ方』がいいのかなぁと思いましたが、坪田先生のアドバイス(※下に画像を添付しています)に膝を打ち、現在は『自由の引き寄せかた』が最有力候補となっております。

『魔法のコンパス』と『革命のファンファーレ』で、行動力のあるビジネス層(起業家層)は、ある程度刺したので、次に狙っているのは、自分から行動を起こすつもりがないような人達(マジョリティー)です。

本の内容は、今、オンラインサロンで起こっていることや、レターポットのことなどを書いて、全員の目ん玉をひっくり返してやろうと思っているのですが、『入り口』は、とにかく簡単にして(このサロンの人からすると「そんなこと5年前から知ってるよ」というレベルにして、とにもかくにも歩み寄っていこうと思います。

この辺は、週2~3回開催している田舎の講演会で学びました。

「クラウドファンディングとは?」から話さないと、おいてけぼりになります。

というわけで、『はじめに』を走り書きしてみました。

「もっと、こういう言い回しの方がいいんじゃないの?」という部分があれば、聞かせてください。

『はじめに』と第1章『貯信時代』は、これまでの復習です。

第2章『コミュニティーという武器』からフルスロットルでいこうと思います。

第3章は僕が描いている未来の話なので、半分近くが振り落とされると思います(振り落とすんかい)。

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【はじめに】

キングコングの西野と申します。

兵庫県の山奥生まれ山奥育ち。

サラリーマン家庭の4人兄弟の3番目。

勉強がまるでできなかったので大学進学を諦めて、芸能界へ。

今は、お笑い芸人をやったり、絵本作家をやったりしています。

好感度は低めです。

先日、街中で「キングコング西野さんですよね?」と声をかけられたので、

「あ~、どうもどうも」と手を差し伸べたら、

「大丈夫です」

と断られました。

恥ずかしいので、さっそく本題に入ります。

2016年10月に『えんとつ町のプペル』という絵本を発表しました。

現在、発行部数は37万部。

映画化が決まり、2020年の公開に向けて、昨夜も遅くまで映画を作っていました。

こちらの絵本『えんとつ町のプペル』ですが、実は“これまでの絵本”と作り方が大きく違います。

『分業制』で作ったのです。

たとえば。

映画だと、監督さんがいて、カメラマンさんがいて、美術さんがいて、照明さんがいて、ヘアメイクさんがいて、役者さんがいて…それぞれの得意分野を持ち寄って『分業制』で作られます。

テレビのドラマもバラエティも、人気漫画も分業制。

会社組織も、家庭も分業制です。

世の中にあるほとんどのモノが分業制で作られているというのに、絵本は、どういうわけか「作家が一人で作る」ということで話がまとまっています。

絵本の分業といっても、せいぜい『絵』と『文』で仕事を分けるぐらいで、『絵』は、やっぱり「一人で描くもの」となっています。

当たり前すぎて、絵本が一人で作られることに対して、誰も疑いを持ちません。

しかし、どうでしょう?

『絵』一つとっても、

「空を描く仕事」と、

「街を描く仕事」と、

「キャラクターをデザインする仕事」は、

微妙に“業務内容”が違います。

「空を描かしたら誰にも負けない!」

という職人さんはいますし、

「空は描けないけど、街を描かしたら負けない!」

という職人さんもいますし、

「街を描かけないけど、魅力的なキャラクターをデザインさせたら俺が一番だ!」

という職人さんもいます。

であれば、

『空』のプロフェッショナル、

『街』のプロフェッショナル、

『キャラクター』のプロフェッショナル

が集まって、各々の得意分野を持ち寄って、映画のように『分業制』で作ってしまえば、世界の誰も見たことがない絵本が作れるのでは?

…絵本『えんとつ町のプペル』作りは、そんなアイデアからスタートしました。

ただ、こんなアイデアには何の価値もありません。

「世の中のモノがほとんど分業制で作られているのだから、絵本も分業制で作ったら面白いんじゃないの?」

と考えた人は、これまで、10万人、100万人、1000万人、1億人いたハズです。

問題は「そのアイデアが何故実現していないか?」です。

そこには、アイデアを実現できなかった理由・原因があるハズです。

そいつを探ってみたところ、絵本が『分業制』で作られてこなかった理由・原因が見つかりました。

たとえば日本の場合だと、絵本は5000部~1万部で「ヒット」と呼ばれるぐらい、驚くほど市場が小さい(買う人が少ない)のです。

市場が小さいので、当然、売上が見込めません。

売上が見込めないので、当然、制作費が用意されません。

制作費が用意されないので、当然、スタッフさんにお支払いする給料が用意できません。

だから、一人で作るしかありません。

そう。

これまで絵本を一人で作らせていた理由のド真ん中にあったのは『お金』の問題でした。

「お金が無いから一人で作るしかない」

「私もお金が無いから一人で作るしかない」

「僕もお金が無いから一人で作るしかない」

を何年も何十年も繰り返しているうちに、『絵本は一人で作るものだ』という“常識”が出来上がってしまったのです。

そして、もう誰も、その作り方を疑おうとはしませんでした。

皆、常識の奴隷であることに慣れ、自由が奪われていることを忘れてしまったのです。

「絵本は一人で作るものだ」という決まりなんて、そもそも存在しません。

1人で作った方が良い作品ができるのであれば1人で作った方がいいし、

10万人で作った方が良い作品ができるのであれば、10万人で作った方がいいです。

クリエイターの目的は、常識に従うことではなく、お客さんを感動させることです。

絵本『えんとつ町のプペル』は40人のスタッフで作れば、お客さんを感動させられる算段がついたので、まず最初にやった作業は「40人のスタッフで制作できる環境を作ること」で、

それは、

『イラスト制作』でもなく、『ストーリー制作』でもなく、『資金調達』でした。

お金が集めないことには、絵本『えんとつ町のプペル』は作ることができなかったのです。

さて。

絵本『えんとつ町のプペル』の制作費は「クラウドファンディング」で集めました。

この1~2年で、ようやく耳にするようになってきましたが、まだまだ「クラウドファンディング」のことを知らない人がたくさんいると思うので、ザックリと説明します。

「クラウドファンディング」というのは、インターネット上で自分の企画を発表して、その企画に賛同してくださった方から少しずつ支援を募る仕組みです。

今回の場合だと、「絵本『えんとつ町のプペル』を分業制で作りたい。その為には○○円が必要です」と発表してみました。

絵本『えんとつ町のプペル』はクラウドファンディングを二度おこない、述べ1万人の方に支援していただき、5600万円という大きな大きなお金が集まって、制作をスタートさせることができました。

ここで押さえておきたいポイントは2つです。

①現代には「クラウドファンディング」という資金調達の選択肢がある。

…昔は、お金持ちからお金を借りるか、アルバイトぐらいしか、お金を集める方法が無かった。

②「クラウドファンディング」は“金の成る木”ではない。

…同じような企画でも100万円集まる人と、1円も集まらない人がいる。一体、何故?

①の説明は終わったので、ここからは、②についてお話しましょう。

どうして、

『クラウドファンディングでお金が集まる人』と『クラウドファンディングでお金が集まらない人』がいるのでしょうか?

その違いとは一体何なのでしょうか?

これは、僕たちが現代で、“自由を引き寄せる為に頭に入れておかなければならない基礎知識”です。

17分でまとめます。

お付き合いください。

普段、結婚式とか絶対に行かねーのに、サロンメンバー同士が結婚する『BBQ結婚式!』と聞いて、大阪から新幹線に飛び乗って、豊洲まで来た!

明日は再び始発で大阪!

今日は20分くらいしかいれないけど、BBQを堪能する!

夏と言ったら、BBQだろっ!

#結婚式はどうでもいい

#つーか今日は猫舌SHOWROOMの日じゃね?

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