分業制の絵本を作れる絵本作家

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この記事は1年前のオンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所の過去記事です。
2018年10月24日

おはようございます。

「ホリエモンと大阪のキャンディーに行く」と言いながら道中で酔い潰れて眠ってしまって、死ぬほど反省している西野です。

ごめんて!

今日は『本業以外でマネタイズ(お金を生む)ことの重要性』について、お話ししたいと思います。

昨日、ホリエモンに誘われて、兵庫県の山奥にあるスナックに呑みにいったら、そこに面白い漁師さんがいたんです。

その漁師さんの言い分をギュッとまとめると、

「漁は獲れたもん勝ちだから、皆、海の資源(魚の残量)を考えずに、とにかく魚を獲りまくって、結果、海が痩せほそって、自分達の首を絞めている」

です。

なるほどなるほど。

これ、出版業界が抱えている病とまったく同じで、出版業界には『取り次ぎ(新刊を確実に買い取ってくれる)』というシステムがあるので、出版社は「たとえ面白くなくても新刊を出したもん勝ち」になってしまって、結果、本屋さんにクソみたいな本が並んで、「本って面白くないよねぇ」というイメージに繋がり、本離れが起きて、結果、自分達(出版社)の首を絞めています。

漁師さんも、出版社も、「魚の売り上げ」や「本の売り上げ」でしかマネタイズしていないから、こういった『獲れたもん勝ち』『新刊を出したもん勝ち』の流れが加速するわけで、本業以外でマネタイズできていて、かつ、「どうやら、本業以外でマネタイズした方が稼げるぞ」となれば、人はそちらに流れます。

最近、芸人の「ひな壇離れ」が起こっていて、あれなんて、まさに「ひな壇を離れたキングコング西野の方が稼いでいる」の象徴で、人は、「稼げる」方に流れます。

※ちなみに僕はパフォーマンスでも何でもなくて、制作費には興味がありますが、生活費(生きていく為に稼ぐこと)には1ミリも興味がありません。

たぶん、吉本のタレントの中ではトップクラスに稼いでいると思うのですが、全額、美術館建設と莫大な税金の支払いにブチ込んでいますし(税金に関しては大声で「西野さん、あざす!」と言ってください)、食事は今日もコンビニの蕎麦です。服も貰い物。貯金はゼロ。

話を戻します。

漁師さんの『獲ったもん勝ち問題』を解決するには、漁獲以外でのマネタイズが必要で、たとえば…

『漁の時に一人二人ぐらいなら船に乗ってもらっても構わない』という漁師さんと、『テレビ番組では見たことがあるけど、一度、漁を生で見てみたい』というお客さんのマッチング……言わば「漁版のUber」は可能性として考えられると思います。

たとえば、その「漁版のUber」の方が稼げる、となったら、漁を見学できる観光客の回転率をあげた方がいいので、漁の時間を少し減らしてでも、港に戻る回数を増やしてしまえば、海の資源(魚の残量)を守ることができます。

これは、まぁ極端な例で、ここでお伝えしたいのは「本業以外でマネタイズができれば解決できる問題が結構ありますよ」という話っす。

僕は分業制で絵本を作っているのですが、あのクオリティーになってくると、ナンジャカンジャで、一冊作るのに1000万円以上かかってしまうんですね。

これも、絵本の売り上げ(印税)だけで絵本を作っていたら、そんなメチャクチャな金額を払い続けることは不可能(つまり分業制で作ることは不可能)で、クラウドファンディングだったり、オンラインサロンだったり、タレントとしての収入(これは屁みたいなもん)があるから、『分業制の絵本を作れる絵本作家』というポジションをとることができるのです。

お笑い芸人が、お笑い芸人仕事以外に手をつけると、必ず「芸人のくせに」という難癖がつきますが、「芸人のくせに」をやらないと、芸人が抱えている問題(たとえば『ひな壇に出ないと食っていけない問題』)は解決できないし、独自のポジションをとることはできません。

こんな話を、来年1月の『占いフェス』の夜の部(3日間とも)で、呑みながら直接お話するので、缶ハイボールを持参の上『占いフェス』に遊びにいらしてください。

一緒に語りましょう。

https://uranaifes.com/
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