商業施設のファンを作る

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この記事は1年前のオンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所の過去記事です。
2019年9月2日

おはようございます。

これから「ニウエ」に飛ぶのですが、ネット情報だと「観光客は、十中八九、野良犬に噛まれる」とあり、震え上がっている西野です。

(なんだよ、その恐怖の国は!)

さて。

今日は、来春に大阪で仕掛ける個展のアイデアを“ホヤホヤの状態”で皆様に共有したいと思います。

(※グループLINEでインターンの子達には話しましたが、それ以外のスタッフさんも、この記事で「え? そんなことやるの?」と知ることになります。ごめんなさい…)

物語は、『株式会社ニシノコンサル』(AbemaTV)の収録で、大阪駅直結の巨大商業施設『LUCUA』さんの相談に乗らせてもらったところから始まります。

LUCUAさんの一日の入館客数は20万人。

国内最大級の超大型商業施設です。

とても悩み事なんてないように見えるのですが、どっこい、「今は調子が良くても、お買い物をするだけなら、Amazonでいいし……5年後、どうなることやら…」という切実なお悩みがありました。

それと同時に、「来年の春に何か面白いイベントがしたい」というザックリとしたお悩みも。

一つ目のお悩みは今後あらゆるサービス業が直面することになる本当にクリティカルな問題で、このサロンでもよく言っていますが、『役に立つ』の競争は「No.1」しか生き残らないので(「二番目に便利なショッピングモール」とか要らない)、たしかに、Amazonを相手どった時に分が悪そうです。

「多少不便でも、LUCUAで買いたい。LUCUAにお金を落としたい」という『ファン』を作らないと、ここから先の時代は、なかなか厳しそうです。

来春に仕掛けたいイベントは、そのファン作りの為でもあるわけですね。

「商業施設のファンを作る」というそこそこ難しい問題を解かなければならないのですが、まずは、ファンを作る上で『やってはいけないコト』と『やらなくちゃいけないコト』を整理してみたいと思います。

『やってはいけないコト』

①品揃えの豊富さ(便利さ)を売りにする。

②「役に立つ」を求める。

『やらなくちゃいけないコト』

①キャラクター(方向性)を明確にする。

②「意味がある」を求める。

…といったところでしょうか。

「キャラクターを明確にする」というのは、明石ガクトさんの言葉を借りるなら「ハッシュタグを持つ」ということで、西野亮廣でいえば『#革命』『#挑戦する人の味方』で、幻冬舎の箕輪さんでいえば、『#編集者』『#若者の味方』です。

ここを明確にしないと、応援の仕方が分からないし、共感も生まれないので、ファンが生まれません。

したがって、LUCUAさんがどんな施設で、何を背負い、誰を応援するのか?を明確する必要があると思いました。

んでもって、現代は「受信すること」よりも「発信すること」の方が満足度が高くなっているので、LUCUAさんは『お客さんが主役になれる場所』にすればいいんじゃねぇの?と提案したところ、「それ、ウチも考えていたんです!」と盛り上がり、来春のイベントは『お客さんが主役になる』をコンセプトにデザインすることに。

西野が仕掛けるなら、西野の強みである個展(絵本展)が使えると良さそうです。

イベント会場として用意されたのは、LUCUA osaka9階にある『ルクアホール』

こちらです↓

LUCUA osaka(ルクア大阪)
大阪駅直結の駅型商業施設、LUCUA osakaの公式サイトです。LUCUA 9FとLUCUA 1100 4Fに様々な用途にご利用いただけるイベントホールがございます。お客様に楽しんでもらえることを前提とし、販売拡大、広告イベント、新サービスのトライアル、大阪企業×ルクア大阪など様々な用途でご利用いただけます。

400㎡の大きなイベント会場ですが、以前、ここで開催された「くっきーランド」の画像を見させてもらったところ、400㎡の空間を部屋で細かく区切っていたので、画像で振り返った時に「400㎡」が死んでしまっていました。

せっかく400㎡あるのだから、「400㎡」が一枚の写真に収まらないと勿体ないですよね?

というわけで、ここで“仕掛人が出さなきゃいけない答え”は、「①400㎡が一枚の写真に収まった上で、②お客さんが主役になれる個展」です。

皆さんなら、どんな個展を提案されますか?

僕はこんなことを考えてみました。

絵本『チックタック~約束の時計台~』の時計台の森の絵の、縦3.5メートル×横7メートル×奥行き30メートルの超巨大シャドーボックス(絵を重ねて、立体に見せるやつ)を作って、お客さんに絵の中を歩きまわってもらって、絵本の登場人物(主役)になってもらう『にしのあきひろ 入れる絵本展』です。

入り口は、大きな大きな絵本のページが開いてドーンと置かれているイメージで、作るのは超超超アナログなVRです。

シャドーボックス(時計台の森)の一番奥に、『光る絵本』をズラリと展示していたら、夜の森がイイ感じに光るし、森の一番奥まで進んだ人へのサプライズになるし、たぶん楽しいと思います。

※森の中(超超超アナログVRの中)で、『えんとつ町のプペルVR』が観れる部屋があってもいいかも)

LUCUAさんには設営期間をガッツリと押さえてもらって、この超超超巨大シャドーボックスの制作をサロンメンバーの皆様と文化祭のように作っていけたらいいなぁと夢見ながら、これからニウエに飛びます。

現場からは以上でーす。

【追伸】

超超超巨大シャドーボックスをイメージしやすいように、巨大シャドーボックスの画像を貼っておきます。

来春は絵本の中に入ろうぜ!

西野亮廣エンタメ研究所の入会ページのリンクはこちら

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