閉じたGoogle(2019年11月12日)

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この記事は1年前のオンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所の過去記事です。

2019年11月12日
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おはようございます。
ダウンタウン浜田さんを例に出して、「ツッコミが上手い人の“はたき(=頭を叩く行為)”は、音が鳴るけど、痛くない」と言われますが、おそらく「浜田ちゃんにツッコまれた❤️」という“嬉しさ”が痛みを消しているだけで、今さら「浜ちゃんにツッコまれた❤️」に価値を見出せるわけがない幼馴染みのダウンタウン松本さんは、シンプルに痛みを味わっているんだろうなぁと思っているキングコング西野です。
ダウンタウンが好きです。

さて。
昨日は、サロンメンバーの皆さんと一緒に、五反田のアトリエ『ZIP』で、舞台『えんとつ町のプペル』の脚本の“手直し”をしました。
と、その前に…
舞台脚本の“手直し”の現場に、サロンメンバーが立ち会っていた経緯を説明します。
来年の1月に上演が急遽決定した舞台『えんとつ町のプペル』。
キャパは2万人。
稽古期間を含めて、準備&制作期間は2ヶ月半。

聞いたこともないブッ飛びスケジュールの中、各界のトップクリエイターが集結して、毎日泣きながら向き合っています。
全員、無茶を承知で引き受けているので、誰一人として「無茶だよ!」というネガティブワードを言わないのが今回のチームの特徴。
愚痴を溢す時間がないんです。

恐ろしいのが台本制作で、台本が書き上がらないことには、演出も音楽も照明も美術も小道具もダンスも…具体的に動かすことができません。
んでもって、その恐ろしい「台本執筆」の役目を仰せつかったのが僕。
やるしかありません。
鬼のようなスピードで台本(初稿)を書き上げ、演出家さんに送ります。
演出家さんも鬼のようなスピードで読み込んでくださり、これまた鬼のようなスピードで演出プランを返してくださいました。

その中で、「この長台詞をラップにしたいのですが…」という注文が入り、「任せてください。すぐに直します」と言い切った西野は、ラップ制作の経験がありません。
できもしないことを「やる」と言ってしまったわけです。
その流れで、「ラップ作りが得意な人、助けてー!」とサロンメンバーにSOSを出して、「台詞のラップ化」を手伝ってもらうこととなりました。

経緯は、こんな感じです。
どんな人が集まるのか分からないまま、昨日を迎えたのですが、蓋を開けてみたら、なんと日本のヒップホップシーンを牽引するあの超大物アーティスト(絶対に全員知ってる人!)が「面白そうだから、手伝いにきました~」とフラッと現れて、現場は騒然。
そこからラップ制作がスタートするわけですが、本当に最高だったのは、参加された方全員が今回のプロジェクトの意図を明確に理解されていて、「演劇である」「台詞である」「テクニックに酔わず、役者さんが再現できるものに仕上げる」という点を徹底されていたこと。

常に、お客さんのこと、役者さんのこと、演出家さんのことを考え、徹頭徹尾「他者目線」だったんです。
優しさに溢れたメチャクチャいいチームでした。
(※昨日、参加された方へ。年末の『天才万博』の会場で僕に声をかけてください。お酒を御馳走さてください!飲み放題プランです!)
その時、「西野亮廣エンタメ研究所では「こういうことを面白がろう」「こういうことは辞めておこう」という記事を毎日投稿しているので、もうココ(エンタメ研究所)には、たとえば他人を置き去りにしたり、吊し上げたり、誰かの夢や挑戦を嘲笑ったり、優しくない人が…いなくなっているのでは?」と思いました。

ラップを作りたい時に、サロンに投げれば、すぐにラッパーが集まり、
コーヒーを作りたい時に、サロンに投げれば、すぐにコーヒー屋さんが集まり、
弁理士さんに頼りたい時に、サロンに投げれは、すぐに弁理士さんが集まるのがココで、しかも、皆、揃いも揃って優しいときたもんです。
そこに「ドリームキラー」はおらず、難題であればあるほど面白がる人ばかり。
こうなってくると、サロン外に仕事を発注する理由が、いよいよ一個もありません。
(※以前から、そのきらいはありましたが、最近は一層強くなりました)

きっと僕以外にも、サロンメンバーに仕事を発注したいサロンメンバーはたくさんいるハズで、以前は『クラブ(○○部』を作って、そこのマッチングをしようとしましたが、これは失敗しました。
部を私物化する部長が現れたり、そもそも、ほとんどの人がウン百、ウン千のチームのトップを経験したことがないので、チームが上手くまとまらず、中には、四六時中口論を続けている「2ちゃんねる」のようなクラブも出てきました。

もちろんポジティブな面もたくさんあったのですが、そこで、たったの一度でも犯罪めいたことが起きてしまうと、キングコング西野の責任となり、『西野亮廣エンタメ研究所』を閉じざるをえなくなってしまうので、『クラブ活動』のシステムは無くしました。
ただ、やっぱり「同じ価値観の人と働く」という経験は、他の何物にも変えがたい気持ち良さがありまして、そこのマッチングはしたいので、『西野亮廣エンタメ研究所』もしくは『Salon.jp』のメンバーだけが使える「閉じたGoogle」があると面白いかもしれません。

気をつけなきゃいけないのは、提供するサービスの『質』で差別化が図りにくくなった今、集客装置は明らかに「お客さん」になっていて、「あの人が客席にいるから、私も行く」という世界になってきているので、「閉じたGoogle」を使った場合、集客はしやすくなりますが、悪質な情報商材屋の温床になるリスクも上がります。
同じ価値観を持つ人達が集まりやすい空間を作る時は、このリスクも踏まえて設計していく必要がありそうです。
あらゆるリスクに目を光らせて、誰も傷つかない空間を拡げていきたいと思います。
よかったら、ご協力ください。
現場からは以上でーす。

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