YouTuberが見なくちゃいけない【数字】2019年12月7日

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この記事は1年前のオンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所の過去記事です。

2019年12月7日
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おはようございます。
最近、YouTubeに出回っている2002年と2004年春・秋の『TBS オールスター感謝際』の赤坂5丁目ミニマラソンで、若手時代から「空気」というものを一切読まない人間だったことを知ったキングコング西野です。
無名の若手芸人が2位に2分ほどの差をつけて優勝しています。

さて。
今日は『見るべき【数字】を見誤るな』というお話しをしたいと思います。
『西野亮廣エンタメ研究所』の公式YouTubeチャンネルを立ち上げて1週間が経ちました。
過去にVoicyにアップした音源をYouTubeにコピペしている今回のチャンネルのテーマは、「キングコング西野の時間を1秒も使わずに運営する」です。

今朝、公式ブログの方にも少し書きましたが、どんなビジネスであろうと「目を向けなきゃいけない数字」を明確にしておいた方がよくて、YouTubeの場合は『費用対効果』を強く意識しておかないと、数年でジリ貧になっちゃうなぁという印象です。
『費用対効果』というのは、「ブチ込んだ費用に対して、どれたけの効果があったの?」という数値のことで、YouTubeの場合だと【費用】にあたるのは「配信者が動画作成に費やした時間」ですね。
【効果】は、いろいろありますが、今回の説明では分かりやすく「収益」としましょう。

整理すると……
YouTuberが見なくちゃいけない【数字】は『チャンネル登録者数』や『動画再生回数』ではなくて、「動画作成に費やした時間に対して、どれだけの収益があったのか?」というところでしょう。
「楽しく働いて、家族を養っていく」が目的なのであれば、「YouTubeに一年間を費やして、年間の収益が1億円」は大成功ですが、
「エンタメで世界を獲る」を目的にしてしまうと、「1年間を費やして、年間の収益が1億円」は大失敗です。

世界を狙うには最低でも、その100倍は必要です。
もう少し踏み込んだ話をすると、その『1億円』が「数年後も1億円のままの1億円」なのか、「数年後には100億円になる1億円」なのかもキチンと見極めた方がよくて、
「自分の身体を資本として(自分が現場に足を運んで、自分の時間を切り売りすることで)稼いでいる『1億円』」は、10年後も基本、増えることはありません。
自分の1日の時間が24時間から増えることはないからです。

他方、自分の身体ではなく、「『商品』が資本となって稼いでくれている『1億円』」は、場合によっては、10年後に100億円になることがありえます。
『商品』は数が増えるからです。
長々と結構当たり前のことを言っているのですが、いざ自分が、その業界に足を突っ込むと、意外と『費用対効果』を結構見失ってしまいます。
「チャンネル登録者数100万人突破した!スゲー!」というのが世間の声で、
「その為に、どれだけの時間を費やしているの?」
「その数字は10年後に増えるポテンシャルを持っている数字なの?」
「自分を売って手に入れた収益なの?それとも商品を売って手に入れた収益なの?」
…という【奥に潜んでいる数字】は1ミリも議論されません。

結果、
「10年間、数字を追いかけ続けたけど、相変わらず『資本』は自分の身体しかない。しかも10年前に比べると、ちょっと体力も落ちているし、若い世代との距離も発生している」
という10年後を迎えることになります。
「視聴率を生み出す番組を作り続けたテレビマン」と、「ディズニーランドを生み出す番組を作り続けたウォルト・ディズニー」との違いですね。
後者は視聴率が低かろうが、価値を生み続ける『商品』を生んでいるので、長期的な数字で見れば大勝ちです。

ただ、大衆が評価するのは「その瞬間の視聴率」でしかないので、多くのクリエイターは、その評価に引っ張られます。
世間が誉めてくれる方に流れます。
冒頭申しあげましたが、これはテレビやYouTubeに限った話ではなく、あらゆるビジネスに共通して用意されている【落とし穴】で、この穴に落ちないようにする為には、「目を向けなきゃいけない【数字】」を明確にしておくことが大切です。

目先の数字で評価してしまう人からするも、控えめに聞こえる目標値かもしれませんが、『西野亮廣エンタメ研究所』の公式YouTubeチャンネルは、チャンネル登録者数が10万人を超えて、毎回5万回ぐらい再生されるようになれば大成功だと思います。
そのかわり、そのチャンネルを運営していく為に、キングコング西野の時間は1秒も使ってはいけません。

基本、僕は、こういう調子で「数字」と向き合っています。
たぶん他人事じゃないと思うので、一度、ご自身が見ている「数字」が何なのか?を明確にしてみてください。
それが「老いていく数字(数年後に価値を持たない数字)」であれば黄信号です。
現場からは以上でーす。

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