Vコンテ上映会

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この記事は1年前のオンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所の過去記事です。

2020年3月17日
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おはようございます。
新型コロナウイルスが暴れておりますが、よくよく考えたら、この20年近く、まともに風邪すらひいたことがないキングコング西野こと「ほぼ松岡修造」です。

さて。
昨日、一昨日と、戦略染みた話が続いたので、今日は、戦略もヘッタクレも無いタダの僕の「決意表明」を皆様にお届けしたいと思います。

現在、今年の年末公開に向けて、映画『えんとつ町のプペル』の制作&広告戦略を進めているのですが、先日、突然、あるスタッフさんから「Vコンテ上映会はしたくない」という声が上がりました。

『Vコンテ上映会』というのは、映画の絵コンテを繋いだ映像(ボラギノールのCMのようなやつ)を、映画の公開前に全国の映画館で上映するというものです。

「完成前の不完全なものを見せたくない」というのが、そのスタッフさんの言い分なのですが、『不完全と分かった上で、不完全なモノを見たい人』が集まるイベントなので、そこで評価されるものではありませんし、なにより、一旦は「Vコンテ上映会をやりましょう」という全員の合意がとれた上で走らせていた(全国の映画館を押さえていた)プロジェクトでしたので、広告戦略チームからすると寝耳に水で大混乱。

世にも見事な「あんたも『やる』って言ったじゃん!」です。

「今更、何を言い出すんだ!」と声を張り上げるプロデューサーの横で、「まぁ、たしかに、近年稀にみる理不尽な話だなぁ…」と西野も思うわけですが、ただ一方で、「やっぱりやりたくない」というクリエイターさんの気持ちは大切にしてあげたくて、「クリエイターと仕事をする」ということは、その辺りの「へそ曲げ」も込み込みだなぁとも思いました。

なんてったって、僕自身が「やっぱり、やめよう芸」の国内トップランナーですので、あまり強く言えないんです(笑)

とはいえ、『Vコンテ上映会』用に全国の映画館は押さえています。
『Vコンテ上映』ができなくなって、内容を縮小するのは癪に障るので、『Vコンテ以上』に面白いものをお届けする必要があります。

というわけで、それ用にキチンとBGMを作って、「映画『えんとつ町のプペル』のストーリーを、講談師さながら、西野が1時間半喋り倒す会」を全都道府県で開催してやることに決めたぞコノヤロウ。

幸い、僕はメチャクチャお喋りが上手なので、喋り一本で劇場を1時間半沸かせ続けるのは、お手のものです。
1人で全国を回って、喋り倒して、宣伝し倒して、数年後に「お前のワガママのケツを吹いたのはボクだぞ!全力で謝れ!」と呑み屋で説教してやります。

「Vコンテが観れないのかぁ」とガッカリしなくても大丈夫です。
僕の本気のお喋りの方が500倍面白いので。

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▼ 船長は何をすべきか?
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物事が全て計画通りに進むなんてことはなくて、時に、今回のようなとんでもない理不尽が降りかかってきたりします。

「理詰め」すれば100対0で勝てますが、そこでスタッフを追い込んでも仕方がなくて、そんなことよりも船を前に進めることが大切です。

現在、この船で最も損傷が激しい箇所は「Vコンテ上映会ができなくなった」ということではなくて、「事前にキチンと確認をとりながら進めていたのにも関わらず、突然の『いやだ』によって発生した、スタッフ間の猜疑心(さいぎしん)」だと思います。

「これを、どう修復するか?」が船長の腕の見せ所です。

「再度、スタッフ同士で話し合って、握手してもらう」…というのもありますが、それだと、どうも「ヒビが入っている表面部分だけ」をパテで塗り直しているような感じがして、その場凌ぎです。

こういう時は「自分達のイザコザが いかにしょつもないことなのか」ということを思い知らせた方がいいと思っていて、昨日の広告戦略会議で、「ここから映画公開まで、ボクは映画の前売券を常に持ち歩いて、路上や呑み屋で1万枚手売りします」と発言しました。

「汚れた量」でスタッフ全員を黙らせます(笑)

言っちゃったからには、やっちゃうしかないのですが、毎月1500枚以上はコンスタントに手売りをしなければなりません。
1ヶ月にそれだけの人数と会うのは物理的に厳しいので、皆さんで作戦を考えてください。

とりいそぎ、僕が酒場で呑んでいる時は、店の場所をアナウンスするので、チケットを買いに会いに来てください。

酔っ払っていて「お釣り計算能力」がゼロになっているので、お釣りが出ないようにしてあげてね!

やるぞ、バカヤロウ。

現場からは以上でーす。

【追伸】
YouTubeで見つけた好感度だらけの二人。

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