適切な報酬を受けとる責任

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この記事は1年前のオンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所の過去記事です。

2020年3月24日
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おはようございます。
今朝、『上田染谷丘高で地学を教える鈴木秀史教諭(55)=理学博士=が2019年5月1日、上田市を流れる浦野川の河原を歩いていた際、川底に沈むクジラの化石を発見した』というニュースを見て、「川底に沈むクジラの化石って、河原を歩いている時に見つけるっけ??」と思ったキングコング西野です。

さて。

今日は『上司の収入』について、お話ししたいと思います。

チームで活動していると、「西野個人が生んだ売り上げ」を算出するのが難しかったりします。

『絵本の売り上げ』を出すことは可能ですが、絵本を制作して届けるまでには、編集者さんがいて、装丁家さんがいて、宣伝担当者さんがいて、取次さんがいて、本屋さんがいて、他にもたくさんの方がプロジェクトに参加されているので、プロジェクトの売り上げ全体から「西野個人が生んだ売り上げ」を割り出すのは難しいです。
絵本以外のプロジェクトも同じく。

一方で、「オンラインサロン」は、分かりやすいです。
入退会の作業はスタッフさん(僕の高校時代の同級生だよ)がやってくれているのですが、その作業を除くと、西野が宣伝(毎日ブログ&毎日Voicy)して、西野が一人で毎日の記事を書いているので、「オンラインサロンの売り上げ」は、「西野個人が生んだ売り上げ」と言いきれるかもしれません。
(※もちろん入退会作業をしてくれているスタッフさんあってのことですが)

他にも様々なプロジェクトを手掛けていますが、チームで出している売り上げは、この際、一旦外して、西野個人が生んでいる(オンラインサロン)の売り上げを計算すると、年間5億円チョイです。
結構、頑張っていますね。

ところが、西野は「この5億円は全てエンタメに投資して、世の中に還元する」とか何とか言っています。
西野の収入は『株式会社NISHINO』からの「役員報酬」で、サロンの売り上げはエンタメにブチ込むことを決めているんですね。

こういう話をすると、「5億円も稼いでいて、それを懐に入れないなんて、さすがに嘘だろ」と言われたりして、面倒臭いので、もう僕の収入(役員報酬)を発表しちゃいますが、僕の収入は毎月100万円です。

「100万円だって大金じゃないか」と思われる方もいらっしゃると思うのですが、芸人界は、10人で御飯に行こうが、20人で御飯に行こうが「先輩が全て奢る」がルールなので、一応、これぐらいは持っておかないといけません。

僕個人に使っているお金(生活費)は、携帯代を入れても毎月6~7万円です。
生活レベルは高校時代から変わっていません。
嘘だと思う方は、僕の近しいスタッフにインタビューしてみてください。
靴がボロボロで、ときどき田村Pから怒られます。

身なりぐらいはキチンとしなくちゃいけないとは思うのですが、それ以外はパフォーマンスでも何でもなくて、本当に贅沢に興味がないんです。
僕が欲しいのは「面白いことを考える時間」と「面白いことを実現する為の制作費」のみ。

そして、昨日の記事でもお伝えしましたが、「自分が稼いだお金を自分に使わずに、全ての世の中に還元したら、どんな景色になるんだろう?」という興味が強かったりします。

お金の話をすると、ときどき『銭ゲバ』扱いされますが、おそらく地球で一番『銭ゲバ』から遠い生物です。

「僕個人のお金なんてマジで要らねーから」と言い続けてきました。

ところが、ここにきて少し考えが変わります。

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▼ 上司の収入は何の為にあるのか?
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デビュー直後(19才)からプレイヤーとしてブイブイ言わしてきた西野ですが、社員が一人だった超個人会社『株式会社NISHINO』に、新入社員が入り、インターン生が入り、気がつけば『上司』になっていました。

39歳にもなって、『上司1年生』です。

この度、上司になってみて、あらためて自分の収入と向き合ったわけですが、よくよく考えてみると、個人で5億円以上を稼いでいる上司が「お金は要らない」と言ってしまうと、下の人間が「お金を欲しい」と言えない空気になってしまいます。

ましてや、『株式会社NISHINO』の西野(本来は一番多くのお金を受けとるヤツ)が「お金なんて要らねーから」と言っちゃったら、「お金を欲しがることが下品」という社風になるに決まってんじゃんっ!!(#誰にキレてんだよ)

上司の僕がお金を受けとることを拒むと(清貧を語りすぎると)、最終的に首が絞まるのは、僕の後輩達で、それだけはやっちゃいけません。
これは「個人」で動いていた時には考えもしないことでした。

受けとるだけ受けとっちゃって‥…、たとえば「役員報酬」を200万円にして、毎月100万円を孤児院などに個人的に寄付すればいいだけの話で、まずは「受けとること」が大切だなぁと考えを改めました。

「上司および、結果を出している人間には、適切な報酬を受けとる責任がある」という話ですね。

人生の先輩方からすると、「今さら、そんな話かよ」かもしれませんが、上司1年目の七転八倒劇を包み隠さずお伝えしたかったのと、サロンメンバーの皆様にはキングコング西野の収入を共有しておきたかったので、今朝は、こんな話をさせていただきました。

役員報酬を200万円にしてやります。
そして、個人の趣味で寄付もしくは何か面白いこと(ネタ)に使ってやります。

現場からは以上でーす

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