夢の印税生活

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この記事は1年前の西野亮廣エンタメ研究所の記事です。
2020年6月7日
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おはようございます。
昨日、二ヶ月ぶりに構成作家の山口トンボ君と会ったのですが、二ヶ月前と変わらずブスだったので、「ブスは二ヶ月では治らない」ということを確信したキングコング西野です。
さて。
先日、サロンメンバーさんから「どうして西野さんは印税をサロンメンバーに分配するのですか? もう少し詳しく説明してください」と訊かれました。
たしかに、『印税をお客さんに分配する』は、言葉だけ切り取ると完全にイカれていて、表で喋っても「は? 何を言ってんの?」とあしらわれてしまいます。
そこで今日は『印税』の捉え方について、あらためてサロンメンバーの皆様と考えを共有しておきたいと思います。
僕は一人も置いてきぼりにしないと決めているので、「いやいや、西野の印税分配の狙いは分かってるよ」という方は、お婆ちゃんのような優しさでニコニコと見守っていてください。
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▼ 夢の印税生活?
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子供の頃、「CDをたくさん売ったアーティストさんには『印税』というものが入り、場合によっては老後まで生活を支えてくれる額になるらしい」ということをテレビから教わりました。
『およげ!たいやきくん』の子門真人さんは印税契約をしっかりしていなかったので、数億円の印税を取り逃がしてしまった、とかナントカ…。
こういった議論がおこる根底には、「お金がいっぱい手に入る=羨ましい」「お金がある=安心」という考えがあると思います。
なので、多くの方が『夢の印税生活』を目指します。
人の欲はそれぞれなので、それについては否定も肯定もしません。
ただ、気になるのは、そこで手に入る「印税の使い道」なのですが、たぶん、この3パターンですよね↓
①使わない
②使う
③上手く使う
そして、それぞれの行動がもたらす結果はコチラ↓
①使わない→税金の支払いでガツンと減る。
②使う→何かと交換される。
③上手く使う→ガツンと増える。
…で、「お金がいっぱい手に入る=羨ましい」「お金がある=安心」と考えているのであれば、まず①を選んじゃダメですよね?
だって、①は確実に減るんだもの。
「目的」と「アプローチ」の矢印が真逆を向いちゃっています。
これで、『貯金』が無駄遣いであることが説明できたと思います。
となると、選択肢は②か③しかありません。
つまり、印税は「使った方がイイお金」です。
ただ、使わないアーティスト(貯めこもうとするアーティスト)が、ほとんどです。
きっと「使ったら、減る」と思っているからでしょう。
(※だから、確実に減りはするけれも、まだ減りの少ない①を選ぶ)
それは、間違いではありませんが、正解でもありません。
『お金』のルールは、「下手に使えば減るし、上手く使えば増える」です。
「使えば減るもの」ではありません。
(※こういうことを小学校で教えてくれよ)
こうなってくると、印税の使い道は③『上手く使う』の一択です。
さて、印税は、何に使うのが正解なのでしょうか?
ここで、西野は考えます。
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▼ 印税を後で使うか、今すぐ使うか?
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いろいろ考えてみたのですが、印税を一旦、アーティストの懐に入れてから「さて、何を買おうかしら?」と考えるのではなくて、
懐に入るハズだった印税をハナから分配して、『作品を届けたくなる人』を増やして、作品をたくさんの人に届けて、その作品の2次展開、3次展開で収益化した方が取り分が大きくなると思いました。
ドモホルンリンクルの無料お試しセット(フリーミアム)どころか、作品の売り上げすら、お客さんにあげちゃう。
2次展開、3次展開で収益化できる基盤を作っているアーティストからすると、おそらくそれが『無駄遣い』から一番遠いお金の使い方だと思います。
特に(僕の)オンラインサロンの場合、サロンメンバーさんは僕の成功ではなくて、僕の【物語】を買ってくださっているので、【物語】の厚みが増すことに投資をしたら「ハズレ」がありません。
そのプロジェクトが失敗しても【物語】が生まれるので。
オンラインサロンオーナーである僕がやるダメなお金の使い方は【物語】が生まれないことに使うことです。
もっとも最悪なのは『貯金』です。
漫画『ONE PIECE』で例えると、「ルフィーが戦わない」です。
誰が読むんですか、そのONE PIECEを。
「成功/失敗」の軸で考えるのではなくて、「物語が生まれる/物語が生まれない」で考えるわけですね。
(※このあたりをオンラインサロン未体験者に伝えるのがメチャクチャむずい!誰かYouTubeで上手く解説して!シェアするから)
2次展開、3次展開で収益化できる基盤を持っているアーティストは、作品を拡散させてくれることに印税を使った方がいいし、アーティスト×サロンオーナーは、物語の厚みを増すことに印税を使った方がいいです。
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▼ そんなこんなで、ラオスに小学校を寄付した
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そんなこんなで、前作『チックタック ~約束の時計台~』の印税は、ラオスの小学校建設に使いました(寄付させていただきました)。
「2000万円かけて絵本を作った絵本の売り上げを寄付する」と聞いたら、驚かれるかもしれませんが、昨日(一昨日だっけ?)の記事でもお伝えしたとおり、その一連の活動が読み物としての面白味があれば、制作費の回収は可能です。
昨日、社員のセトちゃんのnoteを読んでいたら、寄付させてもらったラオスの小学校プロジェクトから派生して、ラオスに森を購入して『雇用』を作ることで話が進んでいるそうです。
僕の目的は、エンタメを届けながら、「戦争」と「貧困」を終わらせることで、「貧困」を終わらせるには「教育」と「雇用」は外せないので、この試みには大賛成です。
(#社員の活動をnoteで知るヤツ)
是非、オンラインサロンの売り上げで、ラオスの貧困問題を解決していただきたいです。
そうすれば、また物語が生まれます。
それも、とびっきりハッピーな。
『印税』やオンラインサロンのお金は、こんな感じ回っております。
現場からは以上でーす。
【追伸①】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。
【追伸②】
サロンメンバーさんと開発している『わさビーフ』の進捗状況です。
興味がある方は、下記のグループまで!
https://www.facebook.com/groups/898763470556469/
“ラオスの森”を買って、ラオスの子供達の笑顔を守りたい。|セトちゃん|note
西野亮廣エンタメ研究所の入会ページのリンクはこちら→https://salon.jp/1hc1srjr-johu-o7eg-33xn-r8u88p2slizf

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