突然の災害に備えて事前に『県人会』

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この記事は1年前の西野亮廣エンタメ研究所の記事です。

2020年11月30日
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おはようございます。
キングコング西野こと「月曜日の朝9時からジョギング大会を開催するマズイ奴」です。
#日曜と月曜ってパッと見た感じ区別がつかないよね
「土・日開催」のノリで昨日に引き続いて今日もサロンメンバーさんとジョギング大会をおこなったのですが、おもくそ平日でした。
そんな今日の記事では、ジョギング大会に来てくださった一人のサロンメンバーさんの言葉をご紹介しつつ、今後のサロンの方針についてお話ししたいと思います。
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▼ 令和2年7月豪雨のその後…
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今年7月、「50年に一度」という強烈な雨が九州地方を襲ったことは記憶に新しいと思います。
コロナ禍での災害において、行政がスピード感を持った対応ができないことは折り込み済みだったので、突然の災害に備えて事前に『県人会』を作り、秒速で支援ができる態勢を整えていました。
#その節はご協力ありがとうございました
※当時(災害直後)の記事↓

クラウドファンディングの支援で、
『高圧洗浄機』を購入して各地域に送らせていただき、
クラウドファンディングの支援やらオンラインサロンの売り上げで現地で、
活動するボランティアスタッフの宿を確保させていただきました。
そんな中。
土砂が店内に流れ込んできて、商品が全てダメになってしまった靴屋さん(サロンメンバー)がいたことを覚えていらっしゃいますでしょうか?
被災後すぐに彼と直接コンタクトをとらせていただき、「洗えばまだ履ける靴」が数百足残っていたので、コチラで全て(定価で)購入させていただき、地元住人の皆様に無料で提供していただきました。
こうすれば靴屋さんの売り上げは作れるし、 靴屋さんは地元の皆さんに感謝されるし、
西野は女の子からモテるし、
三方良しです。
#西野がモテないとやる意味がない
昨日、その靴屋さんが、わざわざ御礼をする為に、ジョギング大会に来てくださいました。
その言葉は代表して僕が受け取りましたが、サロンメンバーの皆様にもお手伝い(支援やシェアなど)いただきましたので、ここで彼の言葉を共有させていただきます。
「店の中が、商品が、土砂で埋まった時は、
父親と共に目の前が真っ暗になってしまって…何をどうすればいいか分からなくなりました。
そんな中、支援の話をいただいて、本当に助かりましたし、『頑張ろう』と思いました。
おかげ様で、今、お店は元気を取り戻していて、真面目に一生懸命やらせていただいていております。
本当にありがとうございました。
本当にありがとうございました」
(APWORLD芦北店→https://www.rakuten.co.jp/apworld/)
冬になると雪に閉ざされて集落が孤立してしまう白川村・白川郷(岐阜県)には、『結』と『合力(コウリャク)』という文化があります。
『結』とは「労働交換」で、
『合力』とは「見返りを求めない労働提供」です。
いずれも、“資源の少ない厳しい環境での生存戦略”で、僕がオンラインサロンを設計する時に最も参考にさせてもらった文化です。
僕は働いて稼いだお金を支援することはできますが、地方の町にプペルのポスターを貼ることはできません。
お隣に住むお婆ちゃんに「今度、プペルの映画があるよ」と声をかけることもできません。
お互い見返りを求めずにやっていますが、結果的に労働交換になっていることは間違いなくて、僕の支援が一方的なものだとは思っておりません。
日頃から、十分すぎるほど頂戴しております。
それに僕は『自己責任』という考えが、あまり好きではありません。
「自分のことは全部自分でやる」って、なんかコスパ悪くないっすか?
稼ぐのが得意な人が稼いで、
料理を作るのが得意な人が料理を作って、
料理を美味しく食べるのが得意な人が料理を美味しく食べて、そして料理人のモチベーションを上げて………そういった役割分担の重要性を僕らは「家族単位」「会社単位」では理解できているのに、「町単位」になった途端に「ここから先は自己責任で」となってしまう。
この時の機会損失はハンパねぇです。
それでも、これまでは「自己責任」「自立」で誤魔化し誤魔化しやってこれたと思うのですが、貧困化が進む今の日本を見るかぎり、いよいよ一人で生きていくのが難しくなってきたように思います。
加えて、コロナちゃんです。
来年、大きな災害が起きた時に、助ける力(資金力)が落ちていることは火を見るより明らかで、しばらくは厳しい冬が続きそうです。
『結』や『合力』の重要度がいよいよ上がってまいりました。
「助け合わないと生きていけない国に住んでいる」と考えても、考えすぎではないと思っています。
そして、こうして口で言うだけならTVのコメンテーターでも言えます。
僕は稀代のハンサムボーイ西野亮廣ですので、今後もベラボーに働いて、ベラボーに支援してみます。
『血』と同じで、まず最初に誰かがグッと踏ん張って押し出さないと、巡らないので。
地震・水害は必ず起きます。
その時、困ったことがあれば迷わず声をあげてください。
支援は得意なので、なんとかします。
そして引き続き、
・途上国
・児童養護施設
・シングル家庭
の支援を進めていきます。
このサロン内でおきている相互扶助の形が、貧困化が進む日本の攻略法の一つになればいいなぁと思っております。
今日は、あの日の靴屋さんの声を皆様に届けることができて良かったです。
一方で、メディアでは取り上げなくなりましたが、熊本の復旧作業はまだまだ続いております。
関心を捨てずにいてくださると嬉しいです。
一緒に頑張りましょう。
現場からは以上でーす!
【追伸】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。

西野亮廣エンタメ研究所の入会ページのリンクはこちら→https://salon.jp/1hc1srjr-johu-o7eg-33xn-r8u88p2slizf

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