『お客さん』を細か~く分けてみよう!

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この記事は1年前の西野亮廣エンタメ研究所の記事です。

2020年12月17日(木) ※12月19日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
公園を歩いている鳩がコケているところを見たことがないこですが、鳩ってコケない仕上がりになっているのですか?キングコング西野です。
#誰に何を訊いとんねん
#いつ訊いとんねん
#映画公開まであと8日
さて。
今日は「『誤解を解く』という宣伝」というテーマでお話ししたいと思います。
すべてのサービス提供者さんと共有しておきたい話です。
映画公開が迫ってまいりましたので、後半は少し具体的な話になります。
それでは、Let’s サロン!
#それ何やねん
#流行らんぞ
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▼ 『お客さん』を細か~く分けてみよう!
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サービスを受け取ってくれる人(もしくは受け取る可能性がある人)を、サービス提供者は『お客さん』と呼びますが、『お客さん』は千差万別。
そこにはいろんな目的を持った人がいるので、彼ら全員にサービスを届けるには、それぞれに合った打ち手を選ばなくてはなりません。
そこで、まずは『お客さん』には、どういった人が含まれているのか、細か~く分けて行きましょう。
ザッとこんなところだと思います↓
①顧客(定期的に商品を勝ってくれる人)
②ファン(サービス提供者を応援してくれる人)
③サービスの存在を知らない人
④サービスの内容を誤解している人
このサロンでも何度もお話ししましたが、コロナで困窮したのは「①顧客」で店をまわしている人でした。
「店が開けられない」「街に人が歩いていない」となると、店の中に顧客が入ってきませんので、そのまま売上が落ちちゃうんですね。
一方、
「②ファン」で店を回していた人は、その間、『前売りチケット』や『クラウドファンディング』で支援を集め、どうにかこうにかコロナを乗りきることに成功しました。
今後のことも考えて、ここを丁寧に整理すると…
「①顧客」で店を回している人がこれからやらなくちゃいけないのは、「①顧客」を「②ファン」にすること。
「②ファン」で店を回している人がこれからやらかくちゃいけないのは、新規ファンの獲得は勿論のこと、大切なのは「離脱率を下げる」ということ。
…このように、抱えているお客さんの種類によって、大きく打ち手が違ってくるんですね。
整理すると、こんな感じです↓
【お客さんの種類に応じたそれぞれの打ち手】
①顧客
→「ファンにする」
②ファン
→「離脱率を下げる」
③サービスの存在を知らない人
→「知ってもらう」
④サービスの内容を誤解している人
→「誤解を解く」
これだけ打ち手が違うのに、「新食品が出ましたー!うちの店に来てくださーい!」という一辺倒な宣伝をしたって仕方がないわけです。
それをしたところで、顧客がファンになるわけじゃないし、ファンの離脱率が下がるわけでもないし、誤解が解けるわけでもない。
キチンとお客さんを見極めて、それぞれに合った宣伝を選ばないと、宣伝効果は低いんですね。
#西野の話ってホントに勉強になるよね
そんなこんなで、ここからは、映画『えんとつ町のプペル』がこれからやらなくちゃいけない、【③サービスの存在を知らない人→「知ってもらう」】
【④サービスの内容を誤解している人→「誤解を解く」】
という二つの宣伝について具体的な話をしていきたいと思います。
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▼ 『絵本の映画化』の誤解を解く
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『えんとつ町のプペル』という作品は、「顧客をファンにする」「ファンの離脱率を下げる」ということには、何年もかけて、かなりのコストを割いていて、そこに関しては一つの成功をおさめたと思います。
それは決して自然発生したものではなく、絵本を出した後、MV制作や、スナックや、国内外の個展などを仕掛けていなければ、今日のような『えんとつ町のプペル』のコミュニティーはなかったと思います。
そして、
映画公開を控えた今、ここからやらなくちゃいけないことは、
【③サービスの存在を知らない人→「知ってもらう」】
【④サービスの内容を誤解している人→「誤解を解く」】
の二つ。
最近、キングコング西野がやたらメディアに出ているのは「知ってもらう」という作業です。
発行部数60万部の絵本なんて、まだまだ誰も知らないんです。
#今日も1日テレビ番組のロケを頑張ってきます
知ってもらう為のコストは結構割いていて、明日は『徹底解説!「映画 えんとつ町のプペル」の魅力に迫る!』というテレビの特番を打ちます。
#テレビの特番を打つ芸人
#なんてヤツだ
ここで、【③サービスの存在を知らない人→「知ってもらう」】をやるわけですが……ひとつ問題があります。
なんと悲しいことに、『サービスの内容を誤解している人』は、この番組を観ないんです。
『サービスの内容を誤解している人』は、映画館に足を運ばないんです。
彼らは『えんとつ町のプペル』が絵本であることは“知っている”んです。
ただ、
「絵本=子供向け」という整理をしていて、「自分達は『えんとつ町のプペル』の対象から外れている」と結論している。
でも、そうでしょ?
『徹底解説!絵本「しろくまちゃんのほっとけーき」の魅力に迫る!』という特番があったら観ます?
観ないですよね。
『ノンタンといっしょ THE MOVIE』を映画館まで観に行きます?
観ないですよね。
内容を確認する前から「それらは子供が観るもので、自分達が観ても面白くない」という判断をしちゃいませんか?
僕の見立てでは、『えんとつ町のプペル』の「絵本の映画化」には、この層が結構いると思っています。
「そこにどうアプローチしていくか?」というのが今回の課題です。
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▼ 世界最速上映の本当の狙い
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明日、情報解禁されるので絶対にナイショですが(#サロンで簡単に口を滑らせる男)、12月25日の0時から、六本木で、映画『えんとつ町のプペル』の世界最速上映をおこないます。
後にも先にもない、映画『えんとつ町のプペル』が初めて世の中に出る記念すべき回なので、当然、僕はこの回に立ち合い、上映前と上映後に挨拶をさせていただきます。
#イベント扱いになるのでチケットはチケットぴあで販売するそうです
登壇者は僕だけにしてもらいました。
ここに至るまでの日々を想いを、他の声優さん達に気を使わずに喋りたかったからです。
#出演者が揃う初日舞台は別であります
僕の言葉や背中が、今、頑張っている人へのエールになると嬉しいです。
時間的にはそこそこハードですが、もしお時間が合えば、サロンメンバーさんにも是非、足を運んでいただきたいです。
お酒は飲んでこないでください。
もう二度とない日なので1秒も見逃さず覚えておいて欲しいです。
僕も本音で喋ります。
…ここまでが白西野です。
そして、ここからが黒西野です。
ぶっちゃけ、「一人で喋ること」だけが目的であるならば、別に夕方に開催したっていいんです。
真夜中の0時に開催する必要なんてないんです。
では、何故、0時開催を選んだのか?
理由は、「客席が大人で埋まるから」です。
その模様を少しだけ撮影させていただき、ニュースとして表に出します。
それにより、「絵本=子供向け=自分には関係ない」としていた人達の何割かは「『えんとつ町のプペル』は大人も楽しめる」となるでしょう。
要するに、「えんとつ町のプペル=子供向け」という誤解を解くために深夜イベントを開催します。
25日0時の世界最速上映には、そういった下心もあります。
お客さんをキチンと分けて、それぞれに合ったアプローチが大事なんですね😁
ただ、
一人で、誰に気を使うわけでもなく、これまでのことを丁寧に話し、今挑戦している全ての人にエールを贈りたい気持ちは本当にあります。
当日は「僕も頑張っているから、あなたも頑張って」というメッセージを贈ろうと思います。
25日のスケジュールは空けておいてください。
現場からは以上でーす。
【追伸】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。

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